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(2014年1月14日15時54分 読売新聞)より
> 2013年の風疹の大流行で、妊婦が感染して胎児の耳や目などに障害を招く先天性風疹症候群(CRS)の出生児の報告数が、同年1年間で31人に上ったことが14日、国立感染症研究所のまとめでわかった。
> 全患者数の集計を始めた1999年以降、最多で、前回流行した04年(10人)の3倍を超えた。
> 風疹患者数のピークが夏頃だったことから、今年前半までに、CRSの出生児の報告はさらに増えると予想される。
> 風疹は数年から十数年ごとに大流行を繰り返す。13年には、1月から大都市圏を中心に患者が急増。20〜40歳代の男性を中心に流行が広がった。この世代の男性は、定期接種の機会がなかったり、接種率が低かったりするため、風疹に抵抗力がない割合が全体の16%と、10歳代の倍以上になる。この世代の男性から、職場や家庭などで妊婦に感染が広がったとみられる。
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風疹の定期予防接種を女性にしか打たせないのは、日本の周産期医療と公衆衛生に関する行政の方針が、生殖を女性のみに責任を負わせてることの一端なのではないかと思う。
そのツケがこうやって回ってきてるけれど、その姿勢は今も全く変わってなくて、例えば定期接種となった子宮頸がんワクチンも同じ問題を抱えている。
子宮頸がんワクチンは名称からして恣意的で変・・・。この疾患を引き起こすHPVは子宮頸がんだけじゃなくて、口腔がんや陰茎がん、肛門がんなども引き起こすし、セックスによるHPVの感染は、女性側だけの問題ではないはず。
そのへんの議論もされないまま、定期接種の導入が決まり、現在は副反応によって保留中・・・というテキトーぶり。
風疹ワクチンについても、うちの市町村保健センターでは、去年あわてて若者世代の男性への臨時接種を始めていたっけ。
根本のところの思想が変わらないと、今後もこういうのがいくらでも続くだろうな。
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