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ただの愚痴です。
総選挙、うんざりしますね。
民主、自民、第三極(笑)、どれも同じだから政策議論の意味がない。
宗教政党や社会主義政党は論外だし。
街頭インタビューという、テレビでよくやるやつをやってましたが、重視する
政策はという問いに、デフレ脱却とかの「経済政策、景気対策」が多かった。
ところがそう言っている人たちが同時に「もっと規制緩和を」とか言っている
のだから、ああ出口は遠いなあと思います。消費税増税も決まってしまったし。
自由に競争させれば全体の質が上がっていくという神話は、一時期ほどでは
なくなった気がしますが、それでもまだまだ根強いようです。
プロスポーツのレベルを上げるために競争を、というならいいです。
プロ野球選手を夢みる野球少年の大半は、激しい競争の中でやがて力の限界を
悟って野球に見切りをつける。それでいいのです。高額所得のプロ野球選手と
所得のない草野球愛好者に分かれることはいっこう構わない。
しかし一般労働者は競争に負けたから労働に見切りをつけるというわけには
いきません。食うためには働かなきゃいけない。
必死に練習しても時速110kmのボールしか投げられない人は野球で稼げなくて
当然ですが、一般人とは必死で練習しても110kmのボールしか投げられない人
たちであり、「その程度では労働者として失格だ」と言われたら生きていけません。
8割9割の人が敗残者であるような社会とは、疲弊した弱い社会です。
だから、厳しい競争にさらした方がいいものとそうでないものを慎重に分ける
必要があります。自由競争神話に帰依した人がよく言うのは、「再チャレンジ
可能な社会を」とか「セイフティネットをしっかり作ればいい」とかの言い草です。
何度チャレンジとしても130kmのボールは投げられないし、
膨大な数の人がセイフティネットに世話になる日本国だったらデフレ脱却
どころかもう終わりでしょうに。
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