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ラクシュンさん、
一応確認しておきますが、今回、アメリカは何も言わなかったわけではなくて、「北方四島については日本の立場を支持する」という従来の見解を繰り返しましたね。また、前回の書き込み時点では私は知らなかったのですが、アメリカは「二国間で解決すべき問題」「日本の実効支配下にないから安保条約の対象とはならない」とも言ったようです(朝日新聞情報)。つまり、北方四島は日本のものかロシアのものかと問われれば、これまでの付き合いもあるから日本のものと答えておくが、それ以上のものではないよ、ということです。間接的とはいえ、ロシアにとってはプラスの言質でしょう。
>Josefさんの考え方は何かの実験のよう聞こえるのですが、敵(日米)を相手に実験をするというのは将棋のような差し手をパスすることができない状況ではありうるのですが、もし万が一にでも米に北方領土は日本の領土だと太鼓判を押されることのリスクを考えればそれはあり得ないと思うのです
実験にもいろいろありますが、ロシア大統領訪問は、ほぼ答えは分かっているけれど念の為に結果を確かめておきたいという類の実験だったと思います。それだけ、尖閣に関するアメリカの関与発言のインパクトは大きかったのではないでしょうか。今のところ、実験結果は予想通りか、それ以上、というふうにみえます。日本の反発が予想したより弱いということになれば、次の、より踏み込んだ手を打ってくる可能性があります。まさか日本政府が何も考えてないということはないでしょう。
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