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そう、俺の家の隣に住んでいる腐れ縁で幼馴染の友子。
何故か唐突に俺の意識に戻ってしまった。
「ふああ・・・ねっむぅういぃいぃい・・・・・」
相変わらずだ。友子はむっちゃむちゃ朝に弱いのだ。
基本的には美人系。しかしおしゃれとかにはあまり関心がないらしく、長い髪の毛を無造作にゴムで一つにまとめて、トレードマークの赤っぽいセルフレームの丸めがねが鼻にかろうじて引っかかっていた。
そして・・・俺の初体験の相手。
お互い好奇心で、なんとなくお互いの初めてを、俺の部屋で。
「・・・あれ、ケンイチ?なんでそんな格好してるの?」
「えっ??」
俺は今白川さんの肉体なんだよな?何だってこいつは・・・妙に勘が良いというか。
「何なの?その顔・・・体も・・・生徒会長の白川さんじゃない。なんでアンタがそんな体に?」
やばい。楓さんの目が点になっている。
俺は友子の腕をつかんでトイレに引っ張り込んだ。
「あああ、あの白川さん!?」
「瀬能さん、先に行っててくださる?ワタクシちょっとこの方とお話があるの。」
「は、はい・・・判りました。」
「はあっはぁっ・・・いったいじゃない!!離してよ。」
「あ、ご、ごめん・・・って何でオレだって判ったんだよ。」
「当ったり前じゃない。ふぅん・・・面白いことになってるわね。これ、本人の肉体?」
「そうだけど・・・お前、なんでそんなに平然としてるわけ?」
「へえ〜へえ〜面白いじゃないッ!!こんなシチュエーション、ほっとく手は無いわ。」
「ちょ・・・・んぐぅ・・・!?」
友子の唇が重なり、下が唇を押し開いて潜り込んで来る。
「生徒会長さん、始めまして。私、友子です。ずっと白川さんのことが大好きだったんです!!」
「ちょっ!?」
「ちゃんと白川さんのフリしてよ。」
「あ、あのなあ・・・」
オレは・・・
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