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>バジル二世さん:
>つまりこんな感じになるのですか?
>
> ?
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> ┌−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−|
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>縄文時代 縄文語(語頭に濁音=ダ行有) |
> |
> |ーーーーーーーーーー┐ |
> | 語頭清音化 |
> | ||
>古代 | 古代日本語 |
> | ┌ーーーー|ー…┐ |
> 流音化 東国方言 畿内語 各地方言
> || ↓ ↓ ↓ ↓ |
> アイヌ語 現 代 の 国 語 〇△□語
うーん、たぶんですがもっと複雑だと(個人的には)思います。
おそらくは、そういう枝分かれ型じゃなくて、網目型のようなイメージになりますか。
まずは(言語学者の松本克己氏の説の受け売りになるんですが)環日本海言語圏みたいのが、あっただろう…と。
そこは大陸の新しい大言語から取り残されるように古い小言語群がひきしめ合っていたろう…と。
その中で現代に残っているのが日本語・韓国語・アイヌ語・ニブフ語の僅か4語。
この4語がいずれも類縁を持たない孤立言語なのはそのためだろう…というのが松本説です。
で、日本列島でも「縄文語」という一つの言語があったわけではなかろう、というのは多くの言語学者の共通理解のようです。
ただし縄文時代に列島内各地で活発に交流していましたからね、何か共通語というか、言語学的にはリンガ・フランカって言い方するんですけど、そういうのはあったかもしれない。
縄文人というのは1万年以上かけて骨格とかもかなり均質化してもいますので。
倭人のほうだと弥生時代を通じて相当に大陸・半島系の移民の混血がありますでしょ?
これは遺伝子研究とかでよく話題になるので、ご覧になったことがあるかも。
一方で、ではアイヌは“純粋な”縄文直系かというと、こちらも北方民族の混入が文化的にあったことははっきりしてますので、やはりかなり混ざってるかもです。
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