じゃぁ長文テスト〜。内容は気にするな。 小さな焼き鳥の屋台の灯り火。 その下には、2人の客が居た。 「この前な、仕事で大変だったんだよな・・・」 「・・・ご苦労さん。」 「ハハハ。奴が来た時も吃驚したがな・・・その先が・・・」 1人は金髪の長身男。もう片方は、人・・・ではなく、青色の球。 球体族のレイ・エアルース。もう片方は、転生族のダルク・テリアス・リンネ。 「相談内容?」 「・・・っと。・・・酒っつーもんは怖ぇもんだなぁ。」 レイは兎も角、ダルクは未成年なのに酒を飲んでいる。 レイはそれを気にも留めない。・・・カウンセラーとして、合格なのか、どうなのか・・・ 「あんな奴でも悩みはあるもんだな。」 「まぁ、ロッドだって俺と同じ歳だからなぁ・・・悩みもあるさ。」 そう・・・数日前に、幼馴染であるロッドがやって来たのだった。
「レイー・・・」 「・・・!ロッドか・・・今は仕事中だ。他の用件なら後に・・・!?ロッド!?どうした!?」 数々の相談を受けてきたレイでも、この状況には驚いた。 あの無邪気で、いつも笑っているロッドが・・・泣いているではないか。 「レイっ・・・うぅっ・・・僕・・・僕どうすれば・・・レイぃぃ・・・」 「どうした!?・・・落ち着け・・・座れ。・・・どうやら仕事らしいな。何があった?」 「うん・・・実は・・・実はね・・・ラ・・・」 「・・・ラ?」 「・・・ソ・・・ラ・・・ソラ・・・様・・・と・・・」 「・・・・?」 ロッドが話したのは、こういう内容だった。 その日の午前中の事だった。 街を歩いていたロッドは、泥棒を見つけた。 そいつが持っていたのは、紛れも無く、ソラが大切にしていた・・・ティラス様から頂いた、腕輪だった。 ソラは二つ、腕輪を持っていて、一つはいつも持ち歩き、もう一つは宮殿に保存してあるのだった。 ロッドはそいつにつかみかかり、腕輪を取り返した。 すると、そいつは追われていたのだろう。・・・ソラやクルス達が、走ってきた。 「ソラ様っ!僕―!?」 ロッドは、自分が取り返した腕輪をソラに見せた。 しかし、ソラ達の顔は・・・怒りに満ち溢れていた。 「ロッド、貴方が・・・?」 「え・・・ち、ちがうっ!こいつ・・・が・・・!?」 驚いた事に、泥棒が居なくなっている。 「そうか・・・ロッドさん、犯人は貴方ですね!その腕輪を持っている事が・・・何よりもの証拠だ!」 クルスの声が突き刺さる。 野次馬がクルスの大きな声に寄って来た。冷たい視線が突き刺さる。 「ちがう・・・のに・・・」 声にならない声を出して、ロッドは泣きそうになっていた。 そんな時だった。 「・・・ロッド・・・ロッドの事、親友と思ってたのに・・・ロッドなんて・・・ロ・・・ッド・・・なん・・・て・・・ ・・・大っ・・・嫌い!!!」 その言葉は何回も難解も、ロッドの頭を駆け巡った。
「・・・で、何処に行けば分からなくなって、俺の所へ来た・・・と。」 ロッドはコクリ・・・と無言で頷いた。 ―シャープやエアストさん・・・千里眼のラスカ殿・・・色々な方が居る中で、俺の所へ来てくれた・・・ ・・・絶対・・・どうにかしてやりたいモノだ・・・探偵や弁護士・・・クルスが居るが、クルスがあぁではな・・・ まぁ、犯人が逃走していた訳だし、仕方が無いが・・・― 「・・・ロッド、その犯人、どの様な奴だったか?」
レイはそれまでの事を思い出し、ため息をついた。 「ふぅ・・・」 ―茶色いコートの男かぁ・・・― 「レイ・・・そろそろ帰るか?」 「・・・了解ー。」
帰り道は暗くて、レイはダルクの頭にしがみついていた。 酔っ払ってうまく歩けないからだ。 ―ダルクさんなら、何か知っているかもしれない・・・― 「・・・ダルクさん・・・聞いてくれ・・・」 「・・・ロッドが被告である事件の事か?」 「知ってるのか!?」 「普通だろ。」 「・・・ダルクさんは、ロッドが犯人だと思ってるか?」 「・・・別に・・・あいつの性格とか・・・そういうのは俺には分からねーが、あいつには犯行は不可能だな。 空種の金庫は、プロじゃねーと空けられねぇよ。・・・俺でさえ無理なんだからな。」 「・・・盗もうとした事があるのか?」 「いや、ライムにたのまれてな。・・・空種の野朗、番号を忘れちまった事があってな。・・・まぁ、結局解決したが。」 「たしかに・・・でも、クルスに言っても・・・」 「『それがどうかしましたか?・・・そんな物は、証拠でも何でもありません。法廷でモノを言うのは、証拠だけなのですよ?』 ・・・の一点張りだろ。」 「・・・ふぅ・・・茶色いコートの男・・・誰だろう・・・」 「・・・茶色・・・?」 その時、ダルクがその言葉に反応した事は、レイには見えなかった。
数日後。 「はぁ・・・気が重い・・・。」 何しろ、今日はロッドの裁判なのだった。 いや、裁判というよりは、ロッドの処罰の内容を決める、というモノだった。 「っていうかこの国の弁護士ってクルスの他に誰が・・・?」 「レイ・・・僕・・・どうなるんだろう・・・」 「・・・ロッド・・・」
そういう内に、一方的な裁判は進んでいき、裁判長・・・エアストさんが、木槌をならした。 「く・・・もう・・・駄目か・・・」 この先は決まっているだろう。・・・有罪・・・だ・・・と。 ロッドもそれを感じとっているのか・・・泣いている。 「こんなの・・・虐めと同じじゃねぇか・・・!」 そう思った次の瞬間、俺は傍聴席から・・・叫んでいた。 「まてよ・・・!証拠がねーだろうが・・・!」 「たしかに・・・だが・・・」 俺の声が聞こえたのだろう。エアストさんが少し動揺している・・・ しかし、クルスが・・・クルスが何故か検事側の席から言葉を発した。 「・・・しかし、証人が居る。被害者、そしてこの私、その他にも・・・これは、有罪判定で決まりでしょう。 ・・・裁判長・・・ぐへぇッ!」 「それは・・・どうだろうな。」 皆がいっせいにクルスの方を見ると・・・恐らく、傍聴席から飛び降りたのだろう。 クルスをもろに踏みつけた、ダルクの姿があった。 「ちょ・・・退きなさい!法廷侮辱罪で・・・」 「その前に、無罪の被告を無理矢理有罪にするのは・・・賢いとはいえねーぞ。・・・眼鏡球。」 「・・・何!?」 「本当の犯人は・・・こいつだよ。」 「えへへ〜;僕が犯人で〜す;」 「な・・・!?」 ダルクに胸倉をつかまれている男が居た。 茶色いコートを着た、茶髪の男だった。 「コイツの名前はウィン・・・知ってんだろ?・・・盗賊の。」 「えへへ〜♪以外にさぁ、金庫のガードが甘いね、ソラ様♪」 「・・・・ッ!降りてくださいよ!ここは法廷ですよ!?」 「土下座。」 「・・・お願いしますよ!!」 クルスは仕方がなく、土下座をしたが、すでに踏みつけられてペシャンコだったのでよく分からない。 兎に角、それでダルクは降りた。 「えへへへ♪すみませ〜ん♪もうしませ〜ん♪・・・嘘だけど♪」 「な・・・!?」 「バイバーイ、ダルクっ!ロッド君、スマンな♪」 そう言って、ウィンは窓から脱出していった。 「・・・何が・・・起こったんだ・・・?」 その時、エアストさんが咳払いをして、続け様にこう言った。 「えーと・・・兎も角判定を下します。・・・被告は・・・無罪・・・です。」
「レイぃっ!有難う!」 「いやいや。俺、何もしてないし;」 「でも、1人も見方が居ないと思ってたから・・・」 「良かったな。」 「あ・・・ダルクさん!」 「ダルクサン・・・本当に、有難うっv」 「それよりもウィンだな。・・・あいつ、ヘボい警察には捕まるハズは無いが・・・」 「ダルクさん、どうして犯人を・・・?」 「茶色いコートの盗賊といえばあいつしか居ないだろ・・・あいつは俺のダチだ。」 「友達を法廷に・・・;」 「まぁ、助かったんだし、いいじゃねぇか!ダルクさん、ありがとな!おかげでロッドは助かったぜ!」 「・・・ッド・・・!ロッドっ!」 「あ・・・ソラ様ぁっ!」 「ロッド・・・ゴメン・・・ゴメンなさ・・・」 「いいんだよ・・・使用がないじゃんっ!」 「でも・・・」 「いいって!・・・僕達、友達でしょ?」 「ロッド・・・!」 「ダルク痒ィ・・・」 「ま、ロッドも助かったし、ソラ様と仲直りも出来たし、良かった良かった♪」
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