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バジル二世さん、こんにちは。
>そんなに澤山の人が慰安婦の檢證本を讀んでゐる樣には思へません。少なくとも私は讀んでをりませんでしたね。
私の言い方(アタマ)が曖昧だったので言いなおします。
吉田証言の嘘等がすでに常識となっていると書いたのは、ジャーナリストたち、つまり情報の供給者たちにとっては、ということです。だから、供給者側は朝日の検証記事についてあまりニュース性を感じず、大きく取り扱わないのではないかと思います。
一方、情報の消費者たちにとっては、バジル二世さんが仰るように、決して常識ではないでしょう。私の周りでも、慰安婦問題に関心を持っている人は僅かです。それゆえに、消費者側も朝日の検証記事について格別の関心を持たない。もっと大きく扱ってほしいとも思わない。
そういう関心の薄さが支配する中にあって、今回の朝日新聞の検証記事や姿勢を強く批判する人たちもいるわけで、その人たちは検証記事が出る以前から朝日新聞の慰安婦報道(を含む日本の戦争責任報道)を批判してきた人たち、縮めて言えば「反朝日な人たち」なのではないか、というのが私の言わんとしたことです。言い換えると、これまで朝日新聞について特に悪いイメージを持っていなかった人たちが今回の件で初めて「朝日ひどい!」となったケースはあまりないのではないかと。
>今囘の朝日の特輯は素直に歡迎してゐるんですよ。
私も同じです。スタップ細胞の小保方さんでも、不正をしたことを自ら認めれば評価します。
ニュースキャスターの辛坊治郎氏は「なぜ今か」という問いに例の植村隆記者が今年3月で朝日新聞を退社したからではないかと言っていました。これはナルホドです。
朝日新聞社内でも誤報を認めるべきだという声が強くなっていたという推測を先日書きましたが、なかなか実現しなかったのは、「強制連行された従軍慰安婦」の記事を書いた植村記者が上にいたからでしょう。この人が退職して重しがとれた。検証チームを作って手分けして検証作業を行い、何度も上層部のチェックを受けながら記事をまとめる、4月に始めたとして、この時期に出てくるというのは、まあこんなものかなという感じです。
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