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>Josefさん:
>言語が同系統ということもあるし
話の腰を折るわけではないのですが、一応補足させてください。
日本語も韓国語も、言語学的には他に同系統がない独立(孤立)言語です。
ちなみに近隣諸語ではアイヌ語やニヴフ語も同様の分類です。
日本語や韓国語も含めて“アルタイ系”という分類がかつてありました。
モンゴル系諸語・ツングース系諸語・テュルク系諸語を合わせてです。
しかしこれは実証にいたっていません。
「アルタイ系」という概念については、単なるユーロセントリズムによる幻影とする意見もあれば、実証にいたっていないがそれなりに有意ではないかという意見まで幅広いようです。
私は言語学の専門家ではないので正しい判断などできませんが、とりあえず言語学の大勢としては、日本語も韓国語もアイヌ語もニヴフ語も、日本海周辺の孤立言語群という位置付けであるとは言えます。
個人的な話になりますが、かつて韓国語を少しかじったときに文法の似ていることに驚きました。しかし後で学ぶと日本語や韓国語の文法など世界的にはありふれているそうです。
あまりにもありふれていて、似ていることが何ら同系の証明にもならないそうでして。アイヌ語やニヴフ語もかじりましたが、その意味がわかりました。これら4言語、それぞれに似ている面と著しく異なる面とが混在しています。
日本語と韓国語は、その中でも文法が非常に近いです。ただし構成する単語と音韻(子音と母音が)が著しく異なります。アイヌ語と日本語は文法こそ似てもいれば異なりもしていろいろですが、音韻つまり子音と母音が同一です。
韓国語の子音と母音、聞き分けられますか?…訓練しないとほとんどの日本人には無理です。これ、かなり重要な相違点なはずなのですよ。
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