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3,4日前のニュースですが、マイナス成長だったことが判明したんですってね、昨年の日本。
消費増税を決めた時点では、1-3月期は駆け込み需要で消費が上向き、4-6月期は反動でいったん落ち込むが、7-9月期にふたたび上向きに転じるから、このタイミングで翌年(2015年)秋の消費税10%を決定・発表する、ということでした。
しかし7-9月期も消費の落ち込みは続き、やむなく消費税10%を先延ばしして総選挙、という成り行きになったことは記憶に新しいところです。そして10-12月期はやや持ち直したものの、1年トータルではマイナス成長。政府も(御用?)経済学者も予想だにしない景気の落ち込みとなってしまいました。
いかに消費税増税の影響を軽く見ていたか、ということです。
大手マスコミはすべて消費税増税賛成でした。「反省」は…しないのでしょうね。朝日新聞なんて、ピケティをもてはやすくせに、ピケティが消費税増税は不平等を拡大するから好ましくないと言っていることには馬耳東風。卑しい人たちだ。
今、物価はあれもこれも上がってますよね。本来、目指されていたのは、消費が伸びて物価が上がる緩やかなインフレだったはずですが、消費が伸びないのに物価だけが上がるという、いわゆるスタグフレーションになりつつあります。
一方、日銀が大胆な金融緩和を続け、国民の年金まで株式市場にぶち込んだこともあって、株価だけは順調です。結局、デフレやスタグフレーションで苦しむのは庶民の話で、上の人たちにとっては「順調」なのかもしれません。
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