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>Josefさん:
>ヘイトスピーチなんかは、それ自体が差別的、下劣であるだけでなく、日本人のイメージを貶め、結果的にセックススレイブとやらの信憑性を高めてしまう効果を持ちます。
「セクハラ」に似てバズワードであるのに、「ヘイトスピーチ」と云ふ言葉の上で躍つてゐるのが今のネトウヨやヘイト規制反對派の衆くです。曰く「朝日の慰安婦記事も日本人へのヘイトスピーチである!」。
言葉の成り立ちを無視して、捏造を自ら認めさせるのに成功した一時の勢ひに乘つて當嵌めるならば、言葉を踏み躙ることになります。これは一番恐ろしいことです。
なほヘイト規制法制化には反對ですが、それは誰も彼も平等に法の適用を受けて被差別者のお墨付きを貰へる樣な法を要求するからではありません。
「ヘイト」を規制するのならばそれは言葉を嚴密にした上でのものでないとしつこく言ひたいです。それは正假名遣ひを使用し言葉を大事にしようと訴へる以上、當然のことなのですが、いつもの如く最高裁でも言葉は廢れてゐます。
今月初めに鬼籍に入つた座間味島の元隊長梅澤氏は實質岩波の本で集團自決命令を出したとされ、最高裁はそれが事實無根であることを認めながら「名譽毀損」とは認定せず、言葉をぶち壞しにする判決を出したことは衆知のことと思ひます。
曽野綾子氏の「ある神話の背景」に詳しいですが、「ヘイト」を赦さないから帝國陸海軍は赦免されるべきではないのではなく、むしろ然うするがゆゑに名譽を囘復されるべきなのです。
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