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▼卒業ひかえし者さん:
すごいなあと思います。文章を書くのは難しいですよね。
さて、私は、現在28ですが、自分では、自分の記憶が自動的に都合のよいように塗り替わる前で、10年前の自分自身をまだよく覚えていると思っております。
話に割って入って恐縮ですが、年齢の近い人の意見です。(考えは近くないかも知れないけど、それはそれでOKです。)
学生当時はまったくわかりませんでしたが、今にして思うと、義務教育ではない、高校以降の学校教育というものは、本来的に、親はお金は出せるけれども、それ以外に介入できる要素はあまりないものだと考えます。
そういう意味では、卒業ひかえし者さんが言われる、周囲の子どもらとほぼ同様の箱=「高校進学」を惜しげもなく与え、その中身について、一見無関心である親は、私は非常に良心的であると思います。
子供の人生設計にとって最も重要な時期ですが、親は影響を与える(しばしば悪い)ことはできても、結局決めるのは子供本人ですから。
遅くとも、高校2年生ぐらいまでには、自分が21、22歳までにどのようなことがしたいか、その後どのような職業につきたいか、どのような家庭を築きたいか、どのような余暇をすごしたいかといったようなことを、漠然で構わないから、自分の夢と希望をちりばめたものにしておくというのが必要ではないでしょうか。
卒業控えし者さんは、充分それができているものと思います。
あとは、自分が熟すのを待つだけです。
(最低限の社会性があれば、親がほっといても、熟します。うまいかまずいかは 別ですが。)
20歳になれば、民法上成人ですし、結婚して子供ができれば、親になります。
私も、自分自身では19のころとあまり変わってないと思っているのですが、気がつけば、選挙権もあるし、税金も年金も払ってます。あ、それと、肌の調子が最近悪い。(笑)
世の中で威張っているいわゆる大人ですが、就職してすぐに思うことは、このおじさんたちは、なんて子供っぽいのだろうかということ。小学生だろうが成人だろうが、集団になると起きる事はだいたい同じです。こういう困ったときのやりすごし方は、高校や大学の授業で教えてもらうものではなくて、自分の人生経験上(幼稚園ぐらいから)学んできた知恵です。
こうしてみると、高校で専門科目を勉強・修得するしないということよりもむしろ、高校進学率がほぼ100%の今の世の中にあっては、高校進学というプラットホームに乗る(親が乗せてあげる)ということ自体が社会生活上重要となってしまっています。また、付け加えると少子化で高校が大学に置き換わりつつありますね。
そのことが、いいのか悪いのか気になっているようですが、その判断と対策はとりあえず文部科学省の方々にまかせておきましょう。
あなたが、高校生活そのものや進路に対して何らかの考えを抱き、そのことについて、面と向かって先生と話ができたのであれば、これほど素晴らしい高校生活はないと思います。
後は、少しでも島の外へ出て、近所の顔見知りのおばちゃんの目を気にすることなく、○○を楽しむことでしょうか。これは、書かずもがなのことでしたね。
それとも、人の目を気にするような男(女)ではないかな。
いずれにしても、うらやましいというのが私の率直な気持ちです。
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