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	 |  | ▼とくめいさん: >ふるさとは遠きにありて思ふもの
 >そして悲しくうたふもの
 >
 > 故郷を離れた土地でものもらいになろうとも、
 >ふるさとは帰るところではないという強烈な詩です。
 >
 > こんなに恨みを抱いて島を出た人間は多くいないでしょうが、
 >島ゆえに閉鎖的になりやすく、妬みや嫉みが生じやすいと思う。
 >大丈夫だと思いますが。
 >
 > 島で暮らせば、誰もが嫌な「老い」というものをおおらかに受け容れることができる、そんなふうになってほしいです。
 
 
 小景異情  (その二)
 
 故郷は遠きにありて思ふもの  そして悲しくうたふもの
 
 よしや    うらぶれて異土の乞食となるとても
 
 帰るところにあるまじや   ひとり都のゆふぐれに
 
 ふるさとおもひて涙ぐむ   そのこころもて
 
 遠きみやこにかへらばや   遠きみやこにかへらばや
 
 (室生犀星)    「抒情小曲集」
 
 
 島は、老いを迎える人が心も体も健やかに暮らせるところでは、なくなっていま
 
 す。 いろいろな不安を感じながら、生きている人が一杯います。
 
 ふるさとがどのように進んで行けばよいのか、提言してください。
 
 島の人も賢明でありたいものです。
 
 春です。また霧がかかって船がとまります。どうにもならない季節の到来です。
 
 
 
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