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竹原への架橋が絵空事である以上、
可能性がある架橋ルートは、明石から岡村の安芸灘8号橋となるが、
現在の広島・愛媛両県の財政状況を考慮すると
これも無理でしょう。
昨年の豊島大橋の完成により、
広島県本土から愛媛県岡村島(旧関前村、現今治市)まで陸続きとなり、
周辺の架橋体系が完成したとみるのが妥当だと考える。
橋はあきらめるが、
船が交通手段となった時代からの長い長い
地域間のつながりを考えると明石〜大長の航路は絶対必要。
だから、県は航路の維持のため、金を出せ。
橋の建設費・維持費のように何十億も要求するわけではないのだから。
というスタンスが、最も現実的であると思います。
ここで、県の航路補助の名目に、
何か新しいものがいるのであれば、
現存の明石〜大長航路と、
宮浦(大三島)〜木江〜宗方(大三島)〜今治航路を延長する形で、
安芸灘とびしま海道(呉〜岡村)と
しまなみ海道(尾道〜今治)をルートとして連結する
愛媛県岡村(岡村島)〜宗方(大三島)航路を創設したい。
明石〜大長〜岡村〜宗方〜木江〜宮浦という航路は、
観光客にとっても、大崎上島住民にとっても魅力的だと思います。
県境ということで、
利害関係者が、広島県、呉市、大崎上島町、愛媛県、今治市、
山陽商船、大三島ブルーラインと多いことが難点ですが、
動機が生活航路の維持という大崎上島町から提案すれば、
両県、両市を引っ張り込みやすいのでは、ないでしょうか。
逆にいうと、大崎上島町が声をあげないで、
観光面だけで関係者の話がついてしまったら、
(これも可能性が低い話ですが)
大長〜岡村〜宗方航路を観光客が多い期間だけ、
実験的にやってみますか。ぐらいで、終わってしまうと思います。
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