窓の外のざわめきが段々はっきりしてくる。
窓から差し込む太陽は昼間の明るさだった。
「まだ寝ているの?」
返事も待たずにドアが開き、入ってきたのは・・・
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同級生の飯田彩花だった。 Skinner 09/9/26(土) 15:22
  超ギャル系のバカ女だ。 Skinner 09/9/26(土) 15:28
  手に何かを持っていた。 kawazuki 09/10/4(日) 11:36
  元通りの俺だった。 Kawazuki 09/10/4(日) 15:04
  飯田の皮を返した。 白苺 09/11/27(金) 16:19
   しばらく呆然と床に座っていた。 SKN 10/3/9(火) 13:36
  飯田だった。 null 10/1/18(月) 16:08
  部屋の鍵をかけた。 null 09/12/25(金) 12:49
  お盆に載せたコーラをテーブルに置いた。 Skinner 10/2/10(水) 16:59 [添付]
  超お嬢様だった。 Skinner 09/9/26(土) 15:34
  部屋に入ってきた。 A 09/10/1(木) 16:08
   手でちょび髭を制した。 null 10/1/18(月) 16:54
   部屋を飛び出した! TES 10/1/22(金) 13:47
   黒い袋のようなものだった。 Skinner 10/2/6(土) 13:24
   アイツ、鈴木健一がいるはずの教室。 Skinner 10/2/10(水) 18:14 [添付]
  不思議ちゃんだった。 ハムスター再び 09/12/24(木) 13:10

同級生の飯田彩花だった。
 Skinner  - 09/9/26(土) 15:22 -

引用なし
パスワード
   そうだ・・・飯田に呼び出されて公園に行ったよな。
同級生とはいっても覚えてる限りでは話もしたことがない。
俺は一人でいることが多く、付き合っている彼女は違う高校で、いつも学校が終わるとすぐに外に出てしまう。
飯田は・・・

超ギャル系のバカ女だ。
 Skinner  - 09/9/26(土) 15:28 -

引用なし
パスワード
   いつも仲間と3人ででかい声で話し、大笑いしている。
誰も近づこうとはしない。
「なん・・・だ?何で俺・・・ここどこ?」
俺は部屋を見回した。
見覚えのない部屋。
壁中に男性アイドルグループのポスターが貼ってある。
「ここアタシの部屋。アタシが連れて来たんだ。ちょっとさ、頼みがあってさー。」
飯田は・・・

超お嬢様だった。
 Skinner  - 09/9/26(土) 15:34 -

引用なし
パスワード
   高級リムジンで送り迎えが付き、この高校にも多額の寄付をしている地元企業の社長令嬢。
俺たちは空気のように扱われている。
取り巻きに囲まれ、いつも澄ました顔。
何だって飯田が・・・それよりここはどこなんだ?
「鈴木君・・・だったわね。ようこそ私の部屋へ。」
飯田の部屋???
するってーとここはあの丘の上の大豪邸の、飯田の家?
飯田は・・・

部屋に入ってきた。
 A  - 09/10/1(木) 16:08 -

引用なし
パスワード
   続けて3人、二人は飯田の両親だろう。
もう一人、ちょび髭を生やした小柄な中年男。使用人か何かか?
「紹介するわね。私のパパとママ。」
「ふむ・・・君が鈴木君か。」
「まあ、可愛いじゃない?」
俺は口をパクパクするだけで、声が出ないほどパニくっていた。
「どう?身体的な数値と遺伝子的な相性をクリアできて、私が嫌じゃないのは鈴木君だけだったわ。全校で。」
数値?相性?何を言ってるんだ?
「そうかそうか。社会的にも問題なさそうだしな、調査報告をみると。先生、行けそうですかね?」
ちょび髭が不気味な目で俺を嘗め回すように見る。
「身体の差も矯正可能な範囲内ですな、大丈夫です。ばっちり中身を入れ替えられますよ。」
中身・・・を入れ替える?って言ったのか?今、このおっさんは。
「というわけだ、君と娘の中身を入れ替えさせてもらうよ。」
飯田は・・・

手に何かを持っていた。
 kawazuki  - 09/10/4(日) 11:36 -

引用なし
パスワード
   重たそうな皮の袋のようなもの。
肌色で、よく見ると手足や髪の毛も生えている?
「よいしょっと。寝てる間にアンタの皮、剥がして貰ったんだ。」
なにっ?俺の皮???飯田は皮の顔の部分を広げて見せた。
「お・・・俺の顔??」
間違いない。昨日つぶしたニキビの痕。恐る恐る手を見ると・・・
「うわああああああああっ!」
筋肉むき出しの細い腕。これが俺の手か?
「大きな声出すなよ、家は誰もいないけどさ。近所に聞こえるじゃん。」
「い・・・い・・・飯田!!俺に何をした!?早くもとに戻せよ!!」
「大丈夫だって。またこの皮着れば半日ぐらいでくっついて元通りになるらしいからさ。ちょっとまってて。」
飯田は部屋を出て行った。
くそっ。いったいどうなってるんだ?
何でこんなこと出来るんだ?あの飯田が?

どさっ。
ドアが開いてベッドの前に皮が投げ入れられた。
「い・・・飯田?」
返事がない。ドアはまた閉まってしまう。
俺はベッドから降りて、丸まった皮に無我夢中で潜り込んだ。
早く元に戻ってここから出ないと。
皮は生き物のように俺の筋肉を包み込んでいく。ぬるぬるとした感触が全身を覆い、目や鼻、口にも這い入ってきて気持ちが悪い。
よろよろと立ち上がって、俺はドレッサーの鏡で自分の姿を確認した。
鏡に映る顔・・・それは、

元通りの俺だった。
 Kawazuki  - 09/10/4(日) 15:04 -

引用なし
パスワード
   ふう・・・焦ったぜ。
あのまま化け物の姿で・・・なんて事になったら・・・
「言ったとおりだろ〜。元通り。これでアタシと同じ、いつでも脱皮できる体になったわけ。」
声のするほうを見ると・・・飯田によく似たケバい水商売風の女がドアから入ってきた。
そして手に持った皮を広げてみせる。
「い・・・飯田・・・の皮?」
「そう、アタシの。で、これがうちのアネキの。」
自分の顔の皮を引っ張って見せる女は、どうやら飯田の姉のようだ。

俺は推薦で進学が決まっていて、後は残りの高校生活を消化するだけだった。
飯田は遊び人の多いので有名な赤坂学院女子大学を受けると聞いてきたが、まあ、飯田の成績では受かる可能性は皆無だ。
「そ〜こ〜で、アンタがアタシになって受験するってワケ。これ、着てみてよ。」
自分の皮を俺に渡す。
俺は・・・

飯田の皮を返した。
 白苺  - 09/11/27(金) 16:19 -

引用なし
パスワード
   「何で俺が飯田の代わりに受験しなきゃいけないんだ。」
 俺はそう言いて帰ろうとした。

「アンタ バカじゃない。簡単に帰すわけないだろう。」
 飯田は俺の背中を両サイドに引っ張った。
「うぁぁ・・・」
 俺は上半身の皮が剝がれたせいでその場に倒れてしまった。
「あまり暴れると皮が破けて戻れなくなるよ。アンタ・・・」
 飯田は俺に近ずき、ていねいに皮を剝いでいった。
 恐怖のあまり無抵抗な俺を置いて、飯田は俺の皮を持って部屋
 を出て行った。
 部屋に残された俺は・・・

不思議ちゃんだった。
 ハムスター再び  - 09/12/24(木) 13:10 -

引用なし
パスワード
   ほっそりとした体つきで顔もまあまあ美人の部類。
ほとんど誰とも話さず、休み時間はいつも一人でぼーっと外を見ている。
最初はクラスメイトの何人かが話しかけたりしていたが、意味不明の返答で会話が続かず、いつしか誰も話しかけることが無くなっていた。
俺にいったい何の用なんだろう?

待ち合わせの場所。
「あ、わりい。遅れちゃったな。」
飯田は分厚い本を抱えてベンチから立ち上がる。
「いきましょう。」
「えっ?どこへ?」
「私の部屋・・・・」
「えっ?」

そうだった。公園から駅に行って、3駅はなれた飯田の家に連れてこられたんだった。
しかし・・・なんで俺、裸なんだ?
「あ・・・あの、飯田・・・俺の服は?」
黙って指差す先に、たたまれた俺の服が。一番上はトランクス・・・
「なあ・・・飯田、俺・・・なんで・・・」
無表情なまま飯田は・・・

部屋の鍵をかけた。
 null  - 09/12/25(金) 12:49 -

引用なし
パスワード
   「な・・・なんだよ。俺に頼みって。」
カーテンも閉めて飯田が振り返った。
そしてニヤニヤしながら服を脱ぎ始める。
どぎついピンク色のブラとショーツもあっという間に脱いで飯田は全裸になった。
「そっちも脱いで。脱がなきゃ出来ねーだろ?」
「えっ・・・」
「いいから早くしろって!」
頼みって、俺とSEX?
わざわざ俺なんかに頼まなくたって飯田はヤリマンで有名だ。相手はいくらでもいるはず。
高校生とは思えない、脂の乗った女の体。でかい胸をゆさゆさと揺らしながら、飯田はベッドの下から何かを取り出した。
それは・・・

飯田だった。
 null  - 10/1/18(月) 16:08 -

引用なし
パスワード
   そう、途中で判っていた。
全身を包み込む柔らかい脂肪。
胸や尻には厚い脂肪が、俺の体にしがみついている。
「う・・・くぅ・・・」
喉の奥まで入り込んだ管が、声までも飯田に。
ゆっくりと胸を持ち上げてみる。少しひんやりとしていて、すべすべの肌。その先端部分に触れると、まるで自分の物のように敏感。
「よっ、飯田。どーだそのカラダ。悪くないだろ?」
俺の声がする。
「あ、う・・・うん。確かに悪くない。女ってこんな感じなんだ。で、俺を自分に化けさせて何をしようってんだ?」
飯田が俺に頼もうとしていた事。
なんだってこんな方法で・・・それは、

手でちょび髭を制した。
 null  - 10/1/18(月) 16:54 -

引用なし
パスワード
   「ちょっとまって。まだ鈴木君が訳判らないみたい。ねえ、鈴木君?」
「あ・・・ああ・・・ほんと訳わかんないぞ?なにがどーなって・・・」
「あの、私たち、ほとんどお話したことが無いわよね?でも私は鈴木君のこと見ていたわ。」
「は・・・はい?」
「もっと私たちが判り合えて、その・・・お付き合いしてほしいな、って。結婚を前提に。」
「はいいいいいいいっ????」
「悪い話じゃないと思うわ。うちはお金持ちだし。鈴木君も親孝行できる。友達からでいいの。解り合うために。だめかしら?」
「いや・・・ダメなんて・・・友達なら。」
「ふふっ、ありがとう鈴木君。先生、お願いします!」
「はあっ?」
おっさんの目が怪しく光る。
「お任せを。バッチリ入れ替えちゃいましょう。」
「ぎ・・・・ぎゃああああああああああっ!!!!」


枕元の機械の電子音が徐々にはっきり聞こえてきて、意識がはっきりしてきた。
「う・・・・」
「おお、彩花。気が付いたかな?」
「・・・はい?」
「はっはっは。言っただろう?中身を入れ替えると。お前は私の娘、彩花になったのだ。」
「んなっ・・・・まさか・・・脳移植!?」
ちょび髭が、ちっちっちと指を振った。
「いくら私のような天才でも人間の脳を何の障害も残さずに交換なんて無理無理。術後1時間足らずで動けたり話せたりなんてまず不可能。中身をそっくり入れ替えるだけなら多少の調整で問題ない。まあ私だから出来る神業だがな。ヒッヒッヒ。」
慌てて鏡を探す。あった・・・飯田彩花!?これが・・・俺かっ!?
「か・・・皮だけ・・・張り替えたのか?・・・・あ・・・声も?」
「皮だけ、ではないな。その声帯もそうだが。お前には飯田家の娘としてしっかり子孫を残してもらわないとならんからな。それに必要な部分もちゃんと残してあるぞ?彩花。」
・・・まさかそれって・・・
「あ、彩花さん。目が覚めたんだね?」
「おお、鈴木君。入りたまえ。」
俺が入ってきた。
服から何まで完全に俺。
「おとうさ・・・いえ、今日からはまだ他人ですね。彩花さんの為にオレ、頑張ります。」
「そうかそうか、鈴木君。私も自分の息子だと思ってビシビシ事業について叩き込んでやる。まずは大学受験、ぬかるなよ?」
「ええ、任せておいてください。これで思う存分、飯田家の為に働けるってこと。武者震いがしますね!」
「はっはっは、頼もしい奴だ。」
なんか勝手に盛り上がっているけど・・・

「あ、あの・・・だあああっ、こんなのアリかよっ!?元に戻せ!!勝手にオレと入れ替わるなっ!!」
「あら、彩花ったら。そんな言葉遣いしちゃ鈴木さんの奥さんとして恥ずかしいわよ?今日からたっぷり、飯田家の娘に相応しい女子に教育しなくちゃ、ね?」
「やめろぉおおおっ!!」
「さあ、お入りなさい、あなた達。」
ぞろぞろと・・・・メイドさんがっ?
「皆さん、新しい彩花をお願いね。」
「「「はいっ!奥様!!」」」


すっげーヤバイ状況なのは間違いない。
でもそれすら一瞬忘れるほどの綺麗なメイドさん達・・・
「私がメイド長をしております、神崎と申します。」
オレは・・・

部屋を飛び出した!
 TES  - 10/1/22(金) 13:47 -

引用なし
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   冗談じゃないぜっ!
俺にはせっかく付き合い始めたカノジョがいるんだ。
俺が飯田になっちまったら、アイツ・・・美奈穂との仲は終わっちまう。美奈穂が百合ならまだ望みも・・・いやいや、ありえん。こんな美人だがツンドラ女王な女なんかにされるのは・・・
「お待ちくださいっ!」
突然、体が動かなくなり床に転がる俺。
何か白い布のような物が体を絡め取っ手っている!?
その長い布の先にはメイド服の女性。
「彩花様。どこに行かれようと言うのですか?」
『行先不明』
・・・?なんか今髪飾りがぼそっと喋った様な???
「は・・・離せっ!!オレは・・・・美奈穂とっ!!」
じたばたともがく俺を数名のメイドが取り囲む。
「彩花様。お部屋に戻りましょう。」
「はっ離せッ!離してくれッ!お、俺は美奈穂と・・・」
「私と?」
「そう・・・って何でお前がメイド服をっ!???」
メイド萌えな属性はないはずの俺。でも・・・すっげえ似合ってるじゃないか。
「私も飯田家のメイドだったのでした♪しかも彩花様専属なの。よろしくね!」
「なあああああああっ!!」
まさか、まさか最初から俺を騙すつもりで近づいて?くっそぉ、俺の気持ちを踏みにじりやがったのかっ!?
「学習室の準備は?」
「はい。いつでも。」
一人のメイドがにっこりと微笑む。
「・・・・・・い、い、い・・・・委員長!?」
「はぁい♪彩花さまん。」
にこやかにメイド服で微笑んでいるのは、クラスメイトで委員長な小川瑠璃。ありえん・・・
「彩花様のいつもお側で影ながら護衛していたの。入学したときからね。」
そうだったのか・・・
「これから一週間、彩花様は学校をお休みいただいて彩花様として振舞うのに必要な知識を習得していただきます。常に学年TOPな学業はもちろん、立ち振る舞い、話し方、生け花、茶道・・・」
「いや、無理だろ?」
生まれてから今まで平凡なサラリーマンの家庭で『男』として育った俺に何をしろと?
しかも1週間やそこらで。
「無理でもやっていただきますわ。彩花様。ニヤリ」
メイド長・・・怖いぞお前。
「彩花様、はい。」
委員長が持ってきたのは・・・

黒い袋のようなものだった。
 Skinner  - 10/2/6(土) 13:24 -

引用なし
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   「ゴミ袋?」
「違います。」
委員長がそれを広げる。
それはごく薄い生地で作られた全身ストッキング?見たいなものだった。
「イイダ科学産業で開発中のVRトレーニングシステムの端末ですわ、お嬢様。これに着替えてトレーニングルームで早速。習うより慣れろ、ですからね。」
「ぶ・・・VRって?」
「仮想現実空間で普段の彩花様の行動を体で体験してもらいます。目が覚めてシャワーを浴びるところから、服の着方、話し方、彩花様の字でノートをとり、その場面に応じた表情や態度。繰り返し何度でも体験していただきます。自然と身につくまで、ね。ここがトレーニングルームです。とっととお入り下さいませ♪」
「うわあああっ!」


「はぁああああぁ・・・・」
ベッドに倒れこむ俺。
時計はもう深夜直前。
こんなことで、学習なんて出来るのだろうか?
だめだ、今日はもう寝よう。明日こそ何とか脱出・・・を・・・


インチキだと思っていたこのトレーニング、効果が出てしまったのは突然だった。
「お嬢様、明日からいよいよ学校ですね。法事でパリに行っていた、ということになっておりますので。」
どんな親戚の法事だよ。
「大丈夫かしら、バレたらどうしましょう・・・」
「大丈夫ですよ、私達から見てもちょっとした仕草までカンペキにお嬢様です。」
「えっ?そんな、別にワタクシ真似してるつもりは・・・ないの・・・に?なっ何なんだこの話し方っ!?」
考えは俺のままなのに、体が勝手に彩花そっくりの行動を!?
「VRトレーニングと、寝室に設置されている睡眠学習システムの相乗効果ですわね、お嬢様。その偉そうに腕を組んで見下した表情もそっくりですわ。」
慌てて腕を解く。
睡眠学習?やたら寝つきが良かったのもそのせいだったのか。

そしていよいよ翌朝、俺はリムジンを降りて校門の前に立った。
やっと俺に化けた彩花と話が出来る。
この状況を何とかするにはアイツと話をつけないと。
「行ってらっしゃいませ、お嬢様。」
「ご苦労様。」
髪の毛を手で払い、颯爽と歩き始める俺。
向かう先は・・

お盆に載せたコーラをテーブルに置いた。
 Skinner  - 10/2/10(水) 16:59 -

引用なし
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[添付] 〜添付ファイル〜
・名前 : GLL.jpg
・サイズ : 108.9KB
   「ほら、飲めよコーラ。」
「ん?ああ、さんきゅ・・・」
「早速なんだけど頼み、聞いてくれる?」
飯田は部屋のカギをかけ、おもむろに服を脱ぎ始める。
ま、まさか・・・俺にヤってほしいとかか?いやまさか・・・まったく必然性がないじゃないか。まして飯田は男性経験豊富なはずで、俺なんかと・・・
「ヤってほしいんだ。アタシを。」
「えっえっえっ・・・・あっあっ・・なっ・・」
すでに飯田は全ての服を脱いで生まれたままの姿。
「どうせもう暇なんだろ?卒業まで。いいよなぁ、推薦受けられるんだもんな。アタシさ、もうじき第一志望の赤坂女子短大の試験なんだ。それで代わりにヤって欲しいんだ、受験。」
そのお礼に裸になって俺と・・・?
正直に白状すると俺は童貞だ。まさかこんな所で卒業するチャンスがくるとは・・

いや、まてまて。代わりに受験すること自体が不可能だろう。
「女装しても多分その、飯田には似てないぞ?俺。」
「それなら大丈夫、これ絶対内緒なんだけどさ、うちの家系の女子は2〜3年に一回脱皮するんだ。ほら。」
「!?」

飯田が脱皮した。
茶髪の頭から黒いストレートの頭が抜け出てきて、体も輪郭がぐねぐねと崩れたかと思うとあっさり脱げ落ちた。
「脱ぎたてのコレを着ると、アタシそっくりに化けられるんだ。早く着てみて、それ。時間経つとぴったりくっ付かないから。早く早く!」


そんな家系って、人類じゃないんじゃないのか?飯田家。
「ほらね、どこから見てもアタシだ。」
「そ・・・そうだな。ちょっと股間がキツいぞ?なんか身長まで低くなってないか?って、なんだよこの声???」
「うんうん。声まで変わるんだよ。不思議だよね。」
「ま、前にも誰かにやったことがあるのか?」
「家族以外では始めてかな?お母さんとか妹とかは割りとしょっちゅうやってる。」
しょっちゅう・・・
「というわけで、頼むね。」
そう言って飯田は、

添付画像
【GLL.jpg : 108.9KB】

アイツ、鈴木健一がいるはずの教室。
 Skinner  - 10/2/10(水) 18:14 -

引用なし
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[添付] 〜添付ファイル〜
・名前 : takaido.jpg
・サイズ : 130.4KB
   席は窓際の・・・ん?まだ来てないのか?
「飯田さん、どなたかお探しですか?」
委員長がニコニコしながら歩み寄ってくる。
「えっ、あの・・・鈴木君、まだ来てないのかしら?」
「あら、鈴木君のことなんて。意外ですね。」
「そ・・・そんなことないわ。クラスメイトだし。」
「そのうち来るんじゃないかしら?鈴木君遅刻多いし。」
はいはい。確かにそうです。
よく観察していらっしゃる・・・


「え〜、今日は転校生がいるぞ。喜べ女子!いい男だぞ。」
男が入ってくる。
確かに、ムカツクぐらいのイケメンじゃないか。

「金田原君、自己紹介を。」
教壇に上がった金田原が爽やかに一礼する。
「金田原ユタカです。東京の私立に行っていましたが、私の父の仕事の関係でこちらに引っ越して来ました。特に飯田さん、よろしく!」
なっ?何だ?
金田原って・・・もしかして最近この町にでっかいビルを建てまくっているあの金田原グループとか言う会社のか?
「貴女とお知り合いになるために引っ越してきた、というのもありますので。」
クラスのざわめきはしばらく収まりそうになかった。


「わざとらしくていけ好かない感じのヤロウですね、金田原。」
「そうね、小川さんもそう思う?」
勝手に口調が変わってしまうのも、ちょっと慣れてきたかもしれない。
「不動産とかで急激に伸びた会社ですよね。にわか成金のクソガキってとこですね。」
委員長もこんな一面があるのか。女は怖いぞ。
「なんか変な事言ってたわね。私に会うためとかなんとか。」
「飯田家の資産が目的なのかしら?飯田さんには鈴木君がいるって言ったら面白そう。」
「そういえば・・・まだ来てないのかしら。」
「見えませんね〜。」

昼食が終わり、教室に戻ろうと廊下に出ると・・・

添付画像
【takaido.jpg : 130.4KB】

しばらく呆然と床に座っていた。
 SKN  - 10/3/9(火) 13:36 -

引用なし
パスワード
   何なんだ?
一体なんだっていうんだ・・・くそっ、猛烈に喉が渇いてきた。
男の声がする。
「早く着ないと、水分なくなって死ぬよ?」
俺?俺の皮を着たのか!?
嘲る様に俺を見下ろす俺。
「しょうがないな、ほら、足から入れて。」

全身ヒリヒリとした痛みが、徐々に治まってくる。
「男になるってこんな感じなんだ。なんか力が沸いて来る感じ。ここはどうかな・・・おっ?ちゃんと使えそうじゃん。なあ飯田、一回やろうぜ。」
「なっ?」
「そっちも試してみたいだろ?結構気持ちいいぜ、女。教えてやるよ。」
「ちょっ・・・ま・・・」
俺になった飯田は・・・

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このリレー小説はTiraさんのブログでのちょっとした話題で設置したお試し的なものです。 運営管理等は手が回らないと思いますのでお遊び程度に。SPAMとかで荒れ始めたら消すかもしれませんがあしからず・・・ ※また海外のBBSスパマーにリスティングされたようですので、2/22より一時書込み禁止中。2/25再開 3/6スパム投稿から禁止語句を登録しまくっているので投稿蹴られる事も在るかも知れませんがご了承ください。