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続けて3人、二人は飯田の両親だろう。
もう一人、ちょび髭を生やした小柄な中年男。使用人か何かか?
「紹介するわね。私のパパとママ。」
「ふむ・・・君が鈴木君か。」
「まあ、可愛いじゃない?」
俺は口をパクパクするだけで、声が出ないほどパニくっていた。
「どう?身体的な数値と遺伝子的な相性をクリアできて、私が嫌じゃないのは鈴木君だけだったわ。全校で。」
数値?相性?何を言ってるんだ?
「そうかそうか。社会的にも問題なさそうだしな、調査報告をみると。先生、行けそうですかね?」
ちょび髭が不気味な目で俺を嘗め回すように見る。
「身体の差も矯正可能な範囲内ですな、大丈夫です。ばっちり中身を入れ替えられますよ。」
中身・・・を入れ替える?って言ったのか?今、このおっさんは。
「というわけだ、君と娘の中身を入れ替えさせてもらうよ。」
飯田は・・・
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