窓の外のざわめきが段々はっきりしてくる。
窓から差し込む太陽は昼間の明るさだった。
「まだ寝ているの?」
返事も待たずにドアが開き、入ってきたのは・・・
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水商売風の女だった。 Skinner 09/9/26(土) 16:31
  新宿のキャバクラだった。 通りすがりのハムスター 09/9/30(水) 9:11
  麻布の裏通りの店だった。 通りすがりのハムスター 09/9/30(水) 9:24
   俺の手をとって引き起こした。 null 09/12/9(水) 17:06
   Re:俺の手をとって引き起こした。 くろう 10/3/8(月) 1:08

水商売風の女だった。
 Skinner  - 09/9/26(土) 16:31 -

引用なし
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   二日酔いでずきずきする頭を振り、俺は昨晩のことを思い出し始めていた。
勤めていた会社が給料日前日に突然倒産し、ヤケ酒を飲んだ店にいた女だ。
その店は・・・

新宿のキャバクラだった。
 通りすがりのハムスター  - 09/9/30(水) 9:11 -

引用なし
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   そうだ・・・この女、あんまり趣味じゃなかったんだけどやたらとベタベタくっついてきて、フルーツとかシャンパンとか注文しまくった女じゃないか。
するとここは、この女の部屋か???
「じゃあ・・・昨日の約束、お願いするね。」
女は手に持っていたものを目の高さに持ち上げた。
「・・・何それ?」
女が持っていたのは・・・

麻布の裏通りの店だった。
 通りすがりのハムスター  - 09/9/30(水) 9:24 -

引用なし
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   初めて入ったその店には、客は一人もいなかった。
「いらっしゃいませ。」
妖艶な微笑を浮かべてカウンターの中の女が俺を迎え入れる。
ぞくっとするほど色っぽい。
俺は吸い寄せられるように店に入り、カウンターに腰掛けた。

「そうなの、大変ですね会社が潰れちゃうなんて。」
しなやかな仕草で酒を作る女に俺は見とれていた。
真っ白な肌に細い腕。
ドレスを持ち上げている豊かな胸は間違いなく本物で、美しい谷間を作っている。

そして、俺は何でここにいるんだ?
ここはどこなんだ?
記憶は酒を口にした後に唐突に途切れていた。
ロッカールームだろうか?
クローゼットのような物と、長椅子。
壁は大きな鏡。
俺はその長椅子に寝ていたようだ。
「うう・・・」
頭がガンガンして、不自然な格好で寝ていたためか全身がぎしぎしと痛む。
「さあ起きて・・・もうお昼よ?」
女は・・・

俺の手をとって引き起こした。
 null  - 09/12/9(水) 17:06 -

引用なし
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   「お・・・俺いったい・・・げほ・・・けほんけほん。」
声が裏返ってしまう。のどの調子が変だ。
俺を抱えるように女は鏡の前に。
「えっ?」
鏡の中には、女が・・・全裸の女の肩を抱いてたっている。双子のようにそっくりな二人の女。
裸のほうの女はいぶかしげにこっちを見ている。
そして女は・・・

Re:俺の手をとって引き起こした。
 くろう  - 10/3/8(月) 1:08 -

引用なし
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   「さ、これで今日からお仕事はじめられるでしょ?」

女はテキパキと朝の準備をしているみたいだ。

「1日のはじめはしっかりご飯食べないとね。ご飯食べたら、詳しく説明してあげるわ。服はそこにおいてあるから、適当にきてダイニングに来てね。」

そういいおき、俺は一人ベッドルームに残された。

「これ、どうなってるんだ。。。?」

俺は鏡の中のすっかり変わってしまった自分を見ながら半ば呆然としていた。

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このリレー小説はTiraさんのブログでのちょっとした話題で設置したお試し的なものです。 運営管理等は手が回らないと思いますのでお遊び程度に。SPAMとかで荒れ始めたら消すかもしれませんがあしからず・・・ ※また海外のBBSスパマーにリスティングされたようですので、2/22より一時書込み禁止中。2/25再開 3/6スパム投稿から禁止語句を登録しまくっているので投稿蹴られる事も在るかも知れませんがご了承ください。