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ほっそりとした体つきで顔もまあまあ美人の部類。
ほとんど誰とも話さず、休み時間はいつも一人でぼーっと外を見ている。
最初はクラスメイトの何人かが話しかけたりしていたが、意味不明の返答で会話が続かず、いつしか誰も話しかけることが無くなっていた。
俺にいったい何の用なんだろう?
待ち合わせの場所。
「あ、わりい。遅れちゃったな。」
飯田は分厚い本を抱えてベンチから立ち上がる。
「いきましょう。」
「えっ?どこへ?」
「私の部屋・・・・」
「えっ?」
そうだった。公園から駅に行って、3駅はなれた飯田の家に連れてこられたんだった。
しかし・・・なんで俺、裸なんだ?
「あ・・・あの、飯田・・・俺の服は?」
黙って指差す先に、たたまれた俺の服が。一番上はトランクス・・・
「なあ・・・飯田、俺・・・なんで・・・」
無表情なまま飯田は・・・
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