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「葉月・・・ごめん、ごめんねっ!私・・・私の為にしてくれてるのに・・・でもダメなの。これ以上は・・・・やっぱり本当の・・・」
そっと横に座る茜ちゃん。
そうか、そうだったんだ。茜ちゃんが俺のことを。ってこのギンギンになっちまってるのを何とかしないと。静まれ!!くそっ、ここには人格が無いって言うか。
「だから・・・有難う葉月。ちょっとだけこのままで。」
ぴったりを俺の横に・・・斜め上から見る茜ちゃんの胸。それが俺の腕に。
ふわっ、といい匂いがする。うわあああ・・・もう・・・アソコが痛くなってきた。
「あ・・・・あのさ・・・茜ちゃん・・・・」
不思議そうに俺の顔を覗き込む茜ちゃん。
「え・・・ちゃん、って・・・ナオ兄の真似なんてしなくていいよ。」
「いや、そうじゃなくてさ。その・・・俺、俺なんだけど・・・・」
俺は布団で股間を押さえながら、自分の顔が相当赤くなっているだろう、と想像していた。熱い。
それでもしっかりと俺の腕を抱え込んで茜ちゃんは離れない。
「凄いよ葉月ちゃん。雰囲気までそっくり。お願い・・・キスして。」
茜ちゃんは体を俺に向け、胸が俺の胸に!?や、柔らかい感触が!!
唇が重なる。
「ん・・・・はあ・・・もう一回。・・・・・はあっはあっ・・・もう一回・・・」
気が付くと俺はしっかりと茜ちゃんと抱き合っていた。
無心にお互いの唇を求め合って・・・
「だ、ダメだ!!」
茜ちゃんの体を押し離す。
「ど・・・どうしたの?葉月・・・」
「ダメなんだよ、ちゃんと・・・・その・・・俺の気持ちも・・・じゃないと・・・」
俺は・・・ずっと誤魔化していた自分の思いに気が付き始めていたんだ。
俺は・・・・
「わっ!?」
唐突に部屋にGreeeNが鳴り響く。
茜ちゃんの携帯の着うた、か。
「わっ・・・わっ・・・・も、もしもし?うん・・・・どうもしてないよ・・・・うん・・・・・」
茜ちゃんの話している相手は・・・
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