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バジル二世さん、
>「グローバル屋さん」だから悪いのか、そいつらに騙されてゐるから馬鹿なのか、仰るのに従へば馬鹿の一人あるいは肉屋に協力する豚かも知れない私にはさっぱり解らないのですよ。
私は「悪い」という価値判断で書いていますが、まったく別なふうに考える人もたくさんいることも承知しています。
国家戦略特区というのは、現行法に縛られない「特区」を指定して、様々な事業を特例的に可能にし、現行法の諸規制(岩盤規制)に風穴を開けていこうとするものですよね。
こうした特区の良し悪しを理念のレベルだけで一律に判断するのは難しい。そこで実際のところどのように特区が使われているかという現実を個々に見ていく必要があります。これまでのところ、外国人家政婦や外国人就農や民泊等を可能にしたり水道事業を民間(外資含む)にやらせたりするなど、私からみればクエスチョンマークがいくつも付くようなことにばかり使われているという印象で、ここに来て加計学園問題がようやく大きな話題となった、という感じです。が、これらの事例について「いいじゃん、何の問題があるの?」という人には、価値観が違うと申し上げるしかありません。
しかしながら、官邸側の当事者たちは「いいじゃん」とは言わず、出てきた文書を無いと言ったり怪文書と言ったり、否定しきれないとなると文科省役人が勝手に作ったもので官邸は関係ないと言ってみたり、とにかく隠蔽や否定によって官邸の責任からひたすら逃れようとしているところを見ると、やはり疚しいところがあるのだろうと推測せざるをえません。
獣医学部の新設が必要だという理屈がないまま新設するわけだから、そりゃ無理を通して道理を引っ込めさせなければできないよな、と私なんかは思います。
マキャベリズムについては抽象的すぎて私にはよく分かりません。
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