窓の外のざわめきが段々はっきりしてくる。
窓から差し込む太陽は昼間の明るさだった。
「まだ寝ているの?」
返事も待たずにドアが開き、入ってきたのは・・・
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逃走
 blitz  - 10/12/21(火) 0:58 -

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   これはまずいことになった。目の前の競泳水着を着た長髪の女の子が、こちらをジト目で見つめている。
まさかここに来てすぐに見つかるとは思わなかった。
どうして辺りをくまなく確認して、人影がないかどうか見てから侵入しなかったのか。きっと、目の前に女子更衣室なんてものがあったからこうなったに違いないんだ。
なんであそこの窓は曇りガラスなんだ。これでは外から中が見えないだろうに。
設計者はどうかしている。

……閑話休題。さて、どうしたものか。当初の予定とは随分かけ離れてしまうけど、こうなっては仕方が無い。逃げるか。

「あっ!? う、動いた!?」

彼女が余所見をしている隙に全力で這う。さっきの彼女が追ってきているようだが後ろは決して振り向かない。捕まったらどうなるか分からないのだ。
駆ける、駆ける、駆ける。
そして、一直線にフェンスの方へ向かおうとして――

ツルッ、ドボン。バシャン。

プールの中に落ちた。それはもう奇麗に。おそらく今年のベストショットだろう。慣れない体というのを忘れていたからこうなるんだ。

……もう這い出す気力も残っていない。このまま俺は消毒用の塩素のようにプールに溶け込んで、ここで一生を過ごすのだろう。今までの監禁生活と変わりない。いや、もっと酷いかもしれない。
ははっ、必死こいて逃げ出した結果がこれだなんて笑えないな……
そうやって意識を手放しかけた時――それは起こった。
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違和感
 blitz  - 10/12/21(火) 0:27 -

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   どうしたものかと思い悩んでいると、体の違和感に気付いた。
どんどんと身体が縮こまっている。どうやら熱されたアスファルトをはいずっていたせいか、体の一部がどんどんと蒸発してきている。
幸いにも痛覚は遮断出来ているので行動には問題無さそうだが、タイムリミットがあるのには違いない。逃げ出せたのにこのまま死ぬなんて洒落にならない。
とりあえずは身を隠せる所、なるべく水が有る所に移動したい。となると、あの場所しか無さそうだ。
俺は慣れないスライムの身体で、真夏の道路を這いずって行った。


十分ほどかけてたどり着いたのは、とある女子高のプールだった。
近年では珍しい五十Mプールであり、所属している水泳部の成績も良いそうだ。
麗華さんの手も流石にここにまでは伸びてはいないだろう。
ここならば広いし、いざとなったら水のなかに入って隠れることも出来る、と思ったのだが……

「なっ、なにこれ……誰がこんなもの持って来たのよ……」

――早速見つかってしまった。このぷるぷるボディがいけないのか。
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臨時ニュース
   - 10/12/2(木) 15:11 -

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   本日、○○国と、大国○○が、同時消滅しました。
原因は双方ミサイルを打ちあったことしか分かっておらず・

「ほんと、今はろくなのやってないわね〜」
俺は、テレビを消してつぶやいた。
「まあ、誰も私のしわざって、気づくはずないものwww、さて今度はこのカラダを楽しもうかな♪」

そう、何を隠そうあの後、関係者に憑依して2国を相殺させ、、そして今の身体を支配してるのは、この俺である。
後で知ったのだが、自分が幽霊になっていると気づくのに、俺が殺されて半年以上経ってたらしい。
だが、いったん気付けば、なんだってできるもんだ。
そしてオレは、小1ロリから憑依して、今に至る。
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回想
   - 10/12/2(木) 15:03 -

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   俺は打たれて即死状態だった。
そして今の状態になってることに気づいたときには、俺のからだを数人で研究されてる最中、だった。

=‘*+!
何を言ってるかは分からなかったが、ハングル系で、しかも俺が実験にされてたことは、何となくわかった。。
ならば俺がやることはひとつ!
それは・・・
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気づくと‥
   - 10/12/2(木) 15:00 -

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   俺は幽霊になっていた?!

なんて言っても空想の世界になるから補足を


あのあと・・・
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誰!!
   - 10/11/26(金) 0:25 -

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   ソコヲウゴクナ

いや、ちょっと待て。
これは映画ではない。
いくら外国と現在緊張関係だからって、これは

「ちょっと、あなたたちい‥」


俺は、最後まで言葉を言えなかった。
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通気口が目に付いた。
 blitz  - 10/11/25(木) 0:16 -

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   30cm四方くらいの通気口が、大きな口をあけて壁からひっそりとはみ出していた。
幸いにも換気扇のようなものは付いておらず、どうにかすれば入れそうだった。
見たところ他に誰にも見られずに侵入出来そうな場所は無かったし、普段ならば誰も見向きもしないようなこれならば、俺の目的を果たすにはうってつけの入り口だろう。

そうと決まれば、まずはこの体から抜け出さなければ。……当然、一部は体内に残しておくが。万が一というのもある。

「うげぇぇぇ……」

虚ろな目をした女の子の口から、液体状の俺がニュルニュルと這い出す。
それに呼応するように、身体はゆっくりと通気口に歩み寄り口を上へと向けた。
そのまま俺はスルスルと壁を登り、やがて入り口が見えると一気に飛びこんだ。


――後ろの方で誰かが倒れた音がした。
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しばらくして
 アンノウン  - 10/10/21(木) 12:51 -

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   春香が目を覚ました。

「あれ?アタシ確か舞と話してて、それで・・・」

ふと、周りを見回すと
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「引っ掛かった!!」
 アンノウン  - 10/10/21(木) 12:49 -

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   「え・・・」
春香にそう言われ、一瞬隙が出来てしまった舞。
悪霊はその機会を逃さず・・・

「ひっ!」
ビクンと大きく体を震わせた舞。
(まさか・・・最初から私の身体に?!)
(そうだとも。アニメとかでもよくあるだろ?簡単に憑依できない奴の身体に、いかにして乗り移るか)
(そん、な・・・)
(安心しろ。これはただの前座に過ぎない。俺の真の目的は‥)
(!!ま、さ・・・か、あな、た・・・h)
舞の意識は、そこで完全に途切れてしまった。
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「悪霊に体を乗っ取られたの!?」
 blitz  - 10/10/16(土) 22:08 -

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   「……そうよ、そうに決まってるわ!」

巫女の格好をしてその役に成りきっていたからか、舞はそのような突拍子も無いような判断を即座に下した。
普通そのようなことを言うのはアニメの中か、霊能者くらいなのだがそんなことは子供の舞にとってはどうでも良かったのだ。
――しかもこの時に限っては、この憶測は間違ってはいなかった。

「……ん、なんだ、目線が低い、な。という事は……ククク……」
「……!? やっぱり様子がおかしい! あなた、春香じゃないわね!」
「何を、言ってるのかな? 私は正真正銘の春香。友達のあなたならよく分かってるよね……?」
「違う! 春香はそんなに怖い顔しないもの! 早く春香から離れて!」

舞には春香が何者かに操られているのが嫌でしかたがなかったのだろう、そう言い終えると即座に春香の姿をした何かに駆け出して行った。
春香が邪な、それでいて嬉々とした表情をしているのにも気付かず。
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あぁ・・・
 アンノウン  - 10/10/5(火) 21:15 -

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   「いやぁ・・・何かが、中に・・」
晴香は身を震わせて立ち止まった。
「ちょ、晴香ちゃ・・・まさか!」
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巫女装束の娘?
 アンノウン  - 10/10/5(火) 21:13 -

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   コスプレだろうか?
まあ良いや、早速

「火曜星の夢使い、スーパー小学生の三島燐子よ!」
「すごい、晴香ちゃん。似てるよ〜」
「えへwでしょ?それにしても舞の巫女sy」
そこまで言ったところで、急に晴香は「ビクン」と体を震わせた。
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合流することにした。
 blitz  - 10/10/3(日) 3:35 -

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   活動に必要なエネルギーは充分に頂いたのだし、俺の役目は果たしたと言えるだろう。
それならもう一人の俺の方に向かうとするか。
目を閉じ、精神を集中して、居場所を探す。……ん、遠くまで逃げていると思ったんだけれど、結構近いな。これなら随分早く合流できそうだ。
ぱっとその場から走り出した俺は、きっと年相応の姿に見えていたに違いない。


***


で、気配のするほうへ走っていってそれらしき場所に着いたのだが――

「まいったな、こりゃ……」

目の前に聳え立つのは、今の俺の二倍以上はあろうかという黒い門、奥に見えるのは四階立てはあるだろう巨大な建物。中からは若い女の子らしき声が。
そう、所謂女子高ってやつだ。
今の姿じゃ入れないし、無理やり成長しても見慣れない奴として見つかりそうだしな。
となると、誰かに身体を貸してもらうしかないんだけど……

「どうしたものか……、ん? あれは――」

ふと目をやると、そこには――
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小3のイトコが
 アンノウン  - 10/9/21(火) 19:59 -

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   もちろん、女だ。
しかも今日、うちにとまりに来るらしい。
「くくく、俺は運が良いな。」

もともとこのカラダは、絶対男が逝けない所へ潜入するために、乗っ取ったモノだw
まだ小さいから身軽だし、へんなことをしても怒られるどころか、笑い話ですむと思ったんだが・・・
(お互い体は小さいが、色々楽しめそうだな、くくく・・・とりあえず」

「くっ・・・んっ、はぁん!(びくっ」


俺は小1の娘が決してやらないことを演じながら・・・その娘が来るまで眠った。
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キタク
 アンノウン  - 10/9/21(火) 19:53 -

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   部屋に入り・・・

「あーあ、確かに見た目は少し大人っぽいが、まだこの体は小1だぜw?」
俺は体を探求した。
「ふーむ、さすがに感じないか・・・ん、これは!」
記憶を読むと
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「んん・・」
 アンノウン  - 10/9/21(火) 19:51 -

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   「!」
「ん・・・ふぅ。どう?私のクチビル??」

隣のガキは顔を真っ赤にして硬直していた。
(くくく・・・おもしろいなw)
「じゃあ私、帰るから。またねっ!」
そういうと俺は、記憶を読みながらこいつの家へ向かった。
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ビクン、と体を震わせた。
 アンノウン  - 10/9/21(火) 19:48 -

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   「あぁ・・・」
「どうしたの?哀ちゃん??」
隣の男が気づいた頃には、俺はすでにこの「哀」のカラダに憑依していた。
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小学生のガキ?
 アンノウン  - 10/9/21(火) 19:46 -

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   (最近のやつは、いったい何を食べてるんだ??)
そう。服装は確かに小学生だが

(色々話を聞いたが、こいつホントに小1か?見た目はもっと高学年に見えるぞ)
まあ良い。ロリはギリ許容範囲内だ。それに、このカラダなら

(早速その元気なカラダ、ツカワシテモラウゼ)

言うが早いかソノ体に飛び込んだ
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おれは・・・
 アンノウン  - 10/9/21(火) 19:42 -

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   外に出た。
誰か良いカラダはないものか・・・

お!

早速見つけたのは
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なるほど
 アンノウン  - 10/9/21(火) 19:40 -

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   いわゆるこれは、お約束の幽体離脱?と言うものだ。
俺は霊感ゼロだが・・・さっきまでかつてないほど苦しかった。

(やっぱ執念でこうなったのかな?御井や。これで退屈しないですむ)

数日寝て、俺の欲望は破裂しそうなほど膨らんでいた。今なら。
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(SS)C-BOARD v3.3.10 is Free.
このリレー小説はTiraさんのブログでのちょっとした話題で設置したお試し的なものです。 運営管理等は手が回らないと思いますのでお遊び程度に。SPAMとかで荒れ始めたら消すかもしれませんがあしからず・・・ ※また海外のBBSスパマーにリスティングされたようですので、2/22より一時書込み禁止中。2/25再開 3/6スパム投稿から禁止語句を登録しまくっているので投稿蹴られる事も在るかも知れませんがご了承ください。