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(中流家庭に住んでいる)少女視点
私は何が起こってるのか分からなかった。
前に先生に手紙を書いて、異変を知らせたことはあるが、それはあくまで私以外の事で、私の体に眠くなる以外に異変が起きることはなかった。
でも今は・・・
「ちょ、体が熱いよ!!大丈夫?とm・・・」
私が、(目の前にいる娘の)名前を叫ぼうとしたら、急に体の自由が利かなくなった。
何かが・・・私の体に入ってくる感じ。それに伴って、意識も・・・
「いや、何?入ってこないで。」
身を震わせながらも私は、魔力を集中して開放するため、精神統一をしようとした。
目の前にいる娘と数名しか知らなくて、家族にも隠しているが、私はこれでも魔法少女だ。
よく、ぽわ〜とする時はあるけど、私の正体を知ってる男の子から【お前はもう、○○○以上の魔力を持っている】と言われたことがある。
そう言われても実感がわかないけど、事実、いろんなことができるようになった。
そして、その男の子には、恥ずかしかったけど、告…
「いやっ、このままじゃ私・・・」
よく分からないけど、すごく悪しきモノが私の体に入ろうとしている。
こんなことは今まで無かったけど・・・とにかく浄・・
俺は少し驚いていた。奇襲に成功したとはいえ、これほどまでに支配がてこずるとは・・・
やはり予想はしてたが、確かに強大な魔力を持っている。
それも他に例を見ない、すがすがしい清浄な。
だが、もう・・・
少女はしばらく体を震わせていたが、やがて収まるとソファにもたれかかった。
もう一人の娘は最初数秒、体を震わせたが、今は眠ってるようだ。
そして、
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