窓の外のざわめきが段々はっきりしてくる。
窓から差し込む太陽は昼間の明るさだった。
「まだ寝ているの?」
返事も待たずにドアが開き、入ってきたのは・・・
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どうしようか?
 blitz  - 10/8/6(金) 2:13 -

引用なし
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   脱出するにはどうにかしてこの密室から出なければならない。だがここは人の通れる隙間などなく、たとえ液体や気体になったところで出られるかどうかは怪しい。
慣れない体で正しく自分の思うように動けるかも分からないと言うのに。人間の身体とは勝手が違うのだ。
そうやってうんうん唸っていると、身体を抱き上げられた。そうか、今の俺は粘性のある液体でかつ、なぜか質量も減っているから女でも軽々持ち上げられるのか。

「早くなさい! その姿になったということは、あなたは薬に打ち勝ったということでしょう?」
「早くしろって?何を? ……まさか!?」
「そのまさかよ!」

そう言って俺を飲み込み始めた女。気は確かなのか?俺に身体を乗っ取られるのが当然だとでも言わんばかりじゃないか。
どんどんと体内に侵入、浸透していく。胃カメラってこんな感じなのかな、と思いつつ作業は進行。やがて体中に行きわたると、俺が身体の主導権を手にしたことを理解した。

「ん……どうやら終わったようね。む、どうやら言葉遣いや立ち振る舞いは相手に依存する様ね。ちょっと変な気分だけど、我慢しましょう」

目を開けて自分の姿を確認。体のラインがくっきりでる黒系のスーツに身を包んだ、短髪の凛々しい女が今の俺の姿。
確認も終わったところで、脱出の準備を……と思った時、一つの疑問点が思い浮かんだ。この女の動機と立場だ。自分の体を明け渡してまでなぜ俺に協力するのか知っておきたい。
そう思って意識を集中して女の記憶を探ると――

「なっ、これはいったいどういうことなのよ!?」

とんでもない秘密がこの女には隠されていた。
それは――
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・・・どなた? 闇聖 10/7/26(月) 19:23
  俺の過去 闇聖 10/7/26(月) 19:41
   廃屋だった。 blitz 10/7/31(土) 1:32
   体が・・・ 闇聖 10/8/5(木) 18:27
   ちょっと、早くしなさい!! 闇聖 10/8/5(木) 18:34
   メ・ガ・ン・テ 闇聖 10/8/5(木) 18:43
   どうしようか? blitz 10/8/6(金) 2:13
   この女は異星人だったのだ。 blitz 10/8/6(金) 2:36
   この女の情報 闇聖 10/8/6(金) 9:08
    衝撃の事実 闇聖 10/8/6(金) 9:10
    !!! 闇聖 10/8/6(金) 9:17
    もう一つの理由 闇聖 10/8/6(金) 9:26
    ん? 待てよ……? blitz 10/9/1(水) 1:00
    宿主の体が、多少この女に引きずられてしまう。 blitz 11/2/20(日) 3:15
   薬の研究の責任者だったのだ。 blitz 10/8/6(金) 3:11
   この女は俺の姉だったのだ。 blitz 10/8/6(金) 3:32

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このリレー小説はTiraさんのブログでのちょっとした話題で設置したお試し的なものです。 運営管理等は手が回らないと思いますのでお遊び程度に。SPAMとかで荒れ始めたら消すかもしれませんがあしからず・・・ ※また海外のBBSスパマーにリスティングされたようですので、2/22より一時書込み禁止中。2/25再開 3/6スパム投稿から禁止語句を登録しまくっているので投稿蹴られる事も在るかも知れませんがご了承ください。