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「今特にご予定はありませんの?」
「うん、無いよ。さっき終わったとこ。暇になったから今から呼ぼうと思ってたとこなの」
「奇遇ですわ。私も会いたくて…少しあのソファに座ってお話しません?」
「いいよー」
少女はおれがこの娘に乗り移ってるなど微塵も疑うことなく、隣に座った。
まあ、もともとこの娘(少女)は、人を疑うことを知らないからな。
「それで、話って何?」
「ああーなんか私興奮しすいて・・・体が熱いですわあ」
「え。大丈夫?とm・・」
「大丈夫ですわあ。今が一番幸せですもの」
俺はそう呟くと、体から少しずつ出てきた。
少女は心配そうにこちらを見ている。
しかも情報通り、半端ない魔力を持っていると感じる。
もともとこの世界には間違えてきたんだ。早くこの魔法少女の体に憑依して用事をすませて、去るとしよう…
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