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きょとんとした顔で俺を見ている。
「・・・・熱でもあるの?あんた・・・」
「直利君・・・おはよう、元気ね。」
「はっはっはっは!いつでもボクは元気ですよ、ねえ、かあさん!?」
なんだこの宝塚みたいな喋り方は!?
「文子おばさんも、今日は凄く綺麗ですね!肌なんかハタチぐらいにみえますよ!そのヘアカラーも凄く似合ってますよ!?」
「ま・・・まあ、嬉しいわ直利君!」
逃げ出したい。このまま消えてしまいたい・・・
「ナオ、私たち夕方まで出かけるから、茜ちゃんの事たのむわよ?」
「はははっ!全てボクにお任せを!」
何の疑いも無く出かけてしまう二人を見送って、茜ちゃんは俺の部屋に戻って自分の携帯を取り出した。
メモリーから呼び出したのは、友達の携帯番号だ。
「・・・・あ、もしもし?ふふふ、バッチリ成功だよ。今玄関開けるからね。」
玄関を開けると、ちょっと遊んでる感じの女の子が立っている。
「・・・茜?」
「そうだよ、さ、上がって上がって。今はボクの家だからさ!」
「ふうん・・・あのファスナー本物だったのね。まあいいわ、じゃあ約束どおり、たっぷりエッチの仕方を教えてあげる♪」
エッチに興味津々な茜ちゃんは、経験豊富なこの友達に色々と質問をして、男だったら実際に色々教えてあげるって言われたらしい。いや、そんなのって普通なのか?
「ちがう・・・そこはもっとやさしく・・・うぅん・・・」
「そう・・・そこ・・・」
「・・・ああっ・・・そこいい・・・」
実に勉強になる。
なるほど・・・こうすれば・・・こうなのか。
経験豊富なだけあって、彼女とのセックスの気持ちよさ、今までに体験した事の無いレベル。(そうはいっては見たけど、俺自身まだ数回しか経験が・・)
茜ちゃんもそれを味わっているんだ。
男としての快感。
すっかり我を忘れて彼女とのことに没頭している。
「はあ・・・はあ・・・」
彼女の手が背中をまさぐって、ファスナーを探し当てた。
「はあ・・・今度は茜の番だよ?」
な、なにを???
背中から茜ちゃんが滑りでて、代わりに名前も知らない女の子が俺の中に。
「私・・・まだだから。初めては決めてる人が・・・」
「判ってるって。その為の練習じゃない。」
何だよそれ、俺は実験の道具か?
俺となった彼女は・・・
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