窓の外のざわめきが段々はっきりしてくる。
窓から差し込む太陽は昼間の明るさだった。
「まだ寝ているの?」
返事も待たずにドアが開き、入ってきたのは・・・
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床に倒れこんだ。
 blitz  - 10/7/22(木) 22:06 -

引用なし
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   突然俺の体が前のめりになって倒れた。顔面からいったように見えたんだけど、大丈夫なんだろうか……?
そう思案していると、薫子の母親に声をかけられた。
「ねえあなた。もし良かったら、このまま薫子として生きてみない?」
「へっ……?」
あまりに突然すぎて、素っ頓狂な声を上げてしまった。
――いきなり何なんだ?俺にこいつとして、「薫子」として生きろだって?この人は何を……
「ど、どうして何です?何でそんな事を俺に?」
「簡単よ。貴方のほうが、この家の後継者に相応しいから」
「後継者ぁ?」
「そう。白川を継ぐのは、柔軟かつ大胆な思考と術を使うに相応しい才能を持つもの。
薫子は才能は十二分に有ったんだけど、どうにも視野が狭く、人を見下しがちでね……
でもね、薫子になっているあなたを見たとき、言葉では言い表せない何かを感じたの。それが何かは私にも分からないんだけどね。
でもこれだけは言える。間違いない。あなたは薫子を超える逸材よ」
「…………」
しばらく話を聞いていたが、訳が分からなかった。
――白川を継ぐ?才能?逸材?俺にそんな期待を?
俺の頭の中は疑問符でいっぱいだった。突拍子が無さ過ぎる。俺は白川という家について何も知らないのに。
だというのに俺は、母親の話をもっと詳しく聞いてみたいと思った。何故かは分からない。ただ、この話をもっと聞いておかないと、後々後悔する。そう思ったからだ。
「どうかしら?」
「……まだ決められません。いきなりですしね……
でも、俺はあなたの話に、あなたに興味がある。もう少し詳しく教えてください」
「ふふっ。そうくると思ったわ。じゃあまずは下準備からね」
そういって、母親は床に倒れ伏している俺の身体に近づき、頭に左手を置いた。
それと同時に、右手を俺にかざしながら言った。
「ちょっとこっちに来てくれるかしら」
「え?あっ……はい」
不思議がりながら近づくと、俺の頭にも母親の手が置かれた。
それを確認した母親が、さっき唱えた呪文のようなものを唱え始めた。
するとどうだろう、急に俺の身体と薫子のからだが光り出し……
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中年の女性だった。 通りすがりのハムスター 09/9/30(水) 9:34
  白川薫子!? A 09/10/13(火) 14:53
   何とかその場をとりつくろうと・・・ null 09/12/7(月) 21:31
   床に倒れこんだ。 blitz 10/7/22(木) 22:06
   気がつくと…… blitz 10/7/22(木) 23:32
   「学校に行って欲しいのよ、薫子としてね」 blitz 10/7/30(金) 2:49
   はぐらかされた。 blitz 10/7/31(土) 2:50
   瀬能楓さんだ。 blitz 10/7/31(土) 3:49
   と、友子!? null 11/1/24(月) 17:39
   トイレから出ようとしたが…… blitz 11/2/19(土) 3:31

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このリレー小説はTiraさんのブログでのちょっとした話題で設置したお試し的なものです。 運営管理等は手が回らないと思いますのでお遊び程度に。SPAMとかで荒れ始めたら消すかもしれませんがあしからず・・・ ※また海外のBBSスパマーにリスティングされたようですので、2/22より一時書込み禁止中。2/25再開 3/6スパム投稿から禁止語句を登録しまくっているので投稿蹴られる事も在るかも知れませんがご了承ください。