第9号 そして地区予選
あらすじ
本作主人公の匠はアイドル番長軍という公式チームに入る。そしてチームメイトの亜久津 を見事に撃破!果たして今回、匠は?
4月30日 8時57分 狛江市小柳家の家 卓の部屋
卓「ほえ〜。その5歳年上の天才倒しちゃったんだ。すごいねえ〜。」
匠「いや〜自分が自分じゃないみたい。」
卓「じゃあ今度お前の勇姿カメラに収めてやるよ。」
匠「おっ、いいね〜!」
卓「別に今日でもいいぜ?」
匠「・・・え?」
卓「あれ?今日は練習ねーの?」
匠「あ・・・ある、けど・・・」
卓「だったら一緒に行って撮ってやるよ。・・・?なんだよ、湿気た面(しけたつら) しちゃって?」
匠「練習8時半からだった気がするんだけど?」
卓「「するんだけど?」と言われても・・・もう9時。」
匠「・・・・・・・・何で早く言わなかったんだよ〜!!」
卓「何で俺のせい?」
匠「うわーん!」
卓「おい、待て匠!中1にもなって泣きながら行くナー!・・・はあ。」
4月30日 9時8分 狛江市 狛江体育館周辺
壇「・・・はあ。」<卓と同じこと言ってる
匠「お待たせしました−!卓って言うバカ友のせいで遅れました、はい。」
壇「匠くん、今まで時間前に来た事が無いのにまたですか。」
匠「あい・・・。」
壇「どうして遅れたの?」
匠「バカ友に邪魔されて・・・」
壇「・・・・・・・・・匠くん、この前はアホ近所に邪魔されて今度はバカ友ですか。 監督を馬鹿にするのもほどほどに・・・」
匠「(同一人物なんだけどな。)」
壇「まあ、今日はミーティングだけなので許してあげるです。ではミーティングを 開始するです!」
千石「今日は何の打ち合わせするんだっけ?」
室町「地区予選のオーダーについてですよ、千石さん」
亜久津「とっとと始めろや!」
壇「知っての通り、試合はD2、D1、S3、S2、S1で特例を除いて最大5試合やるです。」
田中「そんなことは解っている。」
壇「ダブルスは2人、シングルスは1人必要です。」
神崎「それも解ってるよ。」
壇「なのでダブルスは2×2=4で4人必要・・・」
中宮「んなこたー解っとるちゅうねん!」
壇「シングルスは1×3=3で3人必要です。」
白鳥「壇・・・お前意地になってるんじゃないだろうな?」
壇「よって(2×2)+(1×3)=7となり、合計7人必要です。」
円城寺「・・・・・・・・・・・・」
壇「つまりそのオーダーを相談するんです!」
匠「な〜るほど・・・」
能ヶ崎「こっちも「なるほど」でやんす!匠くんのために説明したんでやんすね!」
壇「では・・・。オーダーの希望がある人は挙手願うです!・・・神崎さん!」
神崎「とにかく試合に出たいからS3を希望したいんだけど?」
全員「異議なーし!」
匠「そ、そろった!」
壇「はい、千石さん!」
千石「S1やりたいな。頼りにしてくれていいよ。」
全員「OK!!」
匠「またそろった・・・」
壇「次は・・・じゃあ能ヶ崎くん!」
能ヶ崎「パートナーによるでやんすが、ポイントゲッターとしてD2を希望するで やんすー!」
全員「いいよー♪」
匠「なんでそろうんだろ・・・?」
壇「んーと、じゃあ田中さん!」
田中「シングルスでのびのびとやりたい。今はS2しか空いてないし、そこに自薦だな。」
全員「はいはいさー!」
匠「何だこりゃ・・・?」
壇「円城寺くん!」
円城寺「・・・・・・・・たまにはダブルスやってみたいンすけど・・・D2で。」
全員「了解!!」
匠「もういいから。」
壇「室町さん!」
円城寺「俺はわりかし円城寺君とは気が合うからD2を希望。」
全員「ラジャー!」
匠「だから!」
壇「残っているのはD2一人のみですが・・・匠くんやってみますか?」
匠「えッ・・・?ハ、ハイ!」
壇「では・・・亜久津先輩と、中宮先輩と、白鳥先輩はベンチで応援ということに なるです!」
中宮「かまへんよー。」
白鳥「応援も楽しいしな。」
亜久津「ガラじゃねーが匠に勝つまでは試合に出ねーと決めている・・・」
匠「・・・・・・・(亜久津さん・・・)」
そして・・・地区予選1回戦の日がやってきた。
5月3日 7時55分 あきる野市 二ノ宮公園
壇「今日ばかりは匠くん遅れずに来ましたね。いつもこうだとアイドル番長軍も 平和なのに。」
匠「はあ・・・」
田中「黄球甲子園西東京地区予選・・・か。またここに来ちまったぜ・・・」
匠「え。それって・・・」
神崎「ああ、お前はまだ知らなかったな。俺らはいつも準々決勝あたりで負けちまう んだ・・・」
中宮「優勝すれば関東大会に行けるし、2度と都大会に来なくてええんや・・・」
白鳥「そうそう。来季もその来季もそのまた来季も、とにかくずーっと関東から スタートできるんだ」
円城寺「・・・・・・・だから田中さんみたいに人一倍全国に行きたがってる人は都大会 優勝できなかったという実感がここにきて苦痛となって蘇ってくるわけだ・・」
匠「そうなのか・・・よし頑張るぞ!!!」 匠、レギュラー進出!!みんなでガムシャラに頑張れ!!次回、「公式戦」!お楽しみ に!
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