Future Duelist Stories
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    [20] 第拾九話−ひとときの休息(中編)

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      ・投稿者/ イルイ@影 -(2007/10/31(Wed) 22:05:13)

        第拾九話 ひとときの休息(中編)

        −徐々に近づく{色欲}の魔王リリス−
        −彼女達はその事を知るはずも無かった−

        綾「よ〜し、いっくよ〜!!」

        綾は声を上げ、ビーチボールを上空に上げた
        落下地点は奈緒の辺りである

        奈緒「……………」

        奈緒は無言で上空にボールを返した
        落下地点は邑子の辺りだろう

        邑子「次は天原さんにっと…」

        邑子は狙いを定めボールを上空に上げた
        落下地点は未来の近くである

        未来「え…えーい!!」

        未来は目を瞑って両手を勢いよく振り上げた
        ボールには当たったが…勢い強すぎて未来の後方に飛んでいってしまった
        未来がボールを返した瞬間、男の目線が彼女に集中した事は言うまでもない

        綾「ミク〜、ボール取ってきて〜」
        未来「は、はいぃ〜」

        未来は小走りでボールを取りに行く
        ふと、顔を上げるとそこに大人の女性が立っていた

        ???「はい。これ貴方のでしょ?」
        未来「あの…有り難う御座います」

        すると奈緒が未来の近くに走ってきた

        奈緒「どうしたのですか?」
        未来「あ…ボールを取って貰ったので…」
        奈緒「早く戻りましょう、天原さん」
        ???「貴方…天原って言うの?」
        未来「はい…そうですけど…何でしょうか?」
        ???「へぇ…貴方が…」

        大人の女性は未来を見ながら言った

        ???「天原さん…かな?」
        未来「はい?」
        ???「ここで決闘受けて貰えない?」
        未来「えっと…ちょっと…この格好では…」

        未来は自分の姿を見ながら返答した

        ???「あら…こんな綺麗な浜なんだからその格好でも良いんじゃないの?」
        未来「でも…ちょっと恥ずかしいです…」

        すると…綾と邑子も此方に歩いてきた

        綾「ミク〜どうしたの〜?」
        未来「あの…決闘を申し込まれたので…」
        邑子「あら、良いんじゃない。新学期への練習も兼ねて…ね?」
        未来「そうですかぁ…解りました。決闘受けますね」
        ???「ホント?有り難う」

        大人の女性は既にデュエルディスクを展開させていた
        そのディスクの色と形に奈緒は気付くのであった…

        未来「そう言えば…名前聞いてなかったですよね?」
        ???「私?………明かしても良いのかな…」
        奈緒「まさか…貴方…」
        ???「あら?知ってる子が居るみたいね…私の名前はリリス…{色欲}の魔王よ」

        その言葉に未来と奈緒は絶句、綾と邑子は唖然とするのであった

        リリス「さぁ…天原さん。始めましょう?」
        未来「は…はい…」

        未来は元々座っていた木陰に走り、ディスクを腕につけてリリスの向かい側に立った

        綾「ね…ねぇ…{魔王}って…何?」
        邑子「さ…さぁ…でも決闘は決闘だし…」
        奈緒「…魔王については後々お話ししますので…」

        リリス「楽しみだわ…貴方が{鍵}を持ってるかどうかね…」
        未来「{鍵}?」
        リリス「まぁ…それは私の感覚で解るわ…」

        未来&リリス「決闘!!」

        未来と魔王リリスとの決闘が始まった瞬間、周りは男で埋め尽くされていた
        無理も無いだろう…未来はビキニの水着で目立っており、リリスも未来に引きを取らないスタイルで目立っているのだから…

        未来「先攻良いですか?」
        リリス「ご自由にどうぞ」
        未来「では、先攻で…ドローです」

        未来「えと…私はモンスターとカードを1枚ずつセットしてターンエンドです」

        未来 場:裏向きモンスター 伏せカード1枚 手札4枚

        リリス「私のターンね ドロー」
        リリス「私は手札からヂェミナイ・エルフを召喚」
        リリス「ヂェミナイ・エルフで裏向きモンスターを攻撃!!」

        双子のエルフが裏向きモンスターに向かって飛び出した
        そのまま未来の裏向きモンスターを破壊するのであった…

        未来「裏向きモンスターはメタモルポットです」
        リリス「いきなりか…」
        未来「私は手札からきつね火・水姫アクアス・同族の絆・魔法の筒を墓地に送り4枚ドローです」
        リリス「私は…デュナミス・ヴァルキリアを2枚・古のルール・聖なる魔術師・迷える子羊を捨て5枚ドロー」

        リリス「私はカードを2枚伏せてターンエンド」

        リリス 場:ヂェミナイ・エルフ 伏せカード2枚 手札3枚

        未来「ドローです」
        未来「私は…手札からクリッターを召喚します」

        小柄で目が3つある悪魔がカードから出現した

        未来「更に手札から強制転移を発動します」
        リリス「やはり…それが狙いだったか…」
        未来「私はクリッターのコントロールを渡します」
        リリス「私はヂェミナイ・エルフを渡すわ」

        お互いのモンスターが入れ替わり、それぞれの場に出現した

        未来「では…ヂェミナイ・エルフでクリッターに攻撃です!」
        リリス「リバースカードオープン。万能地雷グレイモヤよ」

        攻撃しようとエルフが降り立った瞬間、その足下の地雷が爆破しエルフは消えていった…

        未来「カードを1枚伏せてターンエンドです」

        未来 場:伏せカード2枚 手札2枚

        リリス「ドロー」
        リリス「私は伏せカードのコストダウンを発動するわ。コストで手札から召喚士のスキルを墓地に送るわ」
        未来「うぅ…対抗策が無いですぅ…」
        リリス「私はクリッターを生け贄に…コスモクイーンを召喚!!」

        リリスの場に身長の高く、装束を着た女性が出現した

        未来「クリッターが墓地に送られたので…効果で水霊使いエリアを手札に加えます」
        リリス「バトルフェイズ、コスモクイーンでダイレクトアタック!!」

        未来 LP8000→5100

        未来「あぅぅ〜」
        リリス「ターンエンドよ」

        リリス 場:コスモクイーン 手札2枚

        未来「ドローです」
        未来「私は…モンスターをセットしてターンエンドです」

        未来 場:裏向きモンス 伏せカード2枚 手札2枚

        リリス「私のターン、ドロー」
        リリス「コスモクイーンで裏向きモンスターを攻撃するわ」
        未来「裏向きモンスターは水晶の占い師です…効果でデッキからカードを2枚めくります」

        未来「引いたカードは風霊使いウィンとサイクロンです…ウィンを手札に加えます…」
        リリス「解ったわ…では、私はカードを1枚伏せてターンエンドよ」

        リリス 場:コスモクイーン 伏せカード1枚 手札2枚

        未来「ドローです」
        未来「私は…伏せカードの光の護封剣を発動してターンエンドです」

        未来 場:光の護封剣 伏せカード1枚 手札4枚

        リリス「ドロー」
        リリス「私は手札から浅すぎた墓穴を発動するわ。効果は解るでしょ?」
        未来「はい…解ります…」

        リリス「私は墓地から聖なる魔術師を墓地から蘇生させるわ」
        未来「私は水晶の占い師にします…」

        お互いの場に裏向きモンスターがセットされた

        リリス「ターンエンドよ」

        リリス 場:コスモクイーン 裏向きモンス 伏せカード1枚 手札2枚

        未来「ドローです」
        未来「水晶の占い師を反転召喚します。効果発動です」

        未来は再びデッキからカードを2枚めくった

        未来「引いたのは地姫マナと聖なるバリア−ミラーフォース−です。マナを手札に加えます」
        リリス「解ったわ…」
        未来「水晶の占い師を生け贄にして…地姫マナ(ATK2300/DEF1200)を召喚します」
        リリス「効果教えてくれるかしら?」
        未来「はい…召喚したときに裏向きのカード1枚を破壊します…ですがそれが魔法・罠なら私に500ポイントのダメージを与えます」
        リリス「で、対象は?」
        未来「私は…裏向きモンスターを対象にします」
        リリス「…聖なる魔術師を破壊するわ…」

        未来「私はこれでターンエンドです」

        未来 場:地姫マナ 伏せカード1枚 光の護封剣(1ターン経過) 手札5枚

        リリス「ドロー」
        リリス「私は伏せカードのおジャマトリオを発動するわ」

        未来の場に黄色と黒と緑の変な生き物が出現する
        …あらかじめ言っておく…ファンには申し訳ない…と

        未来「場が埋め尽くされますぅ〜」
        リリス「で、手札から所有者の刻印を発動するわ」

        おジャマトリオが全てリリスの場に移っていった

        リリス「最後のカードで命削りの宝札を使用するわ」

        リリス LP8000→4000

        リリス「手札が5枚になるようドローするわ…」

        リリス「…良し…揃った…手札からカードを発動するわ…」
        未来「???」
        リリス「フィールド魔法…大罪の門!!」

        砂浜より巨大な黒色の門が出現し、リリスの場のカードを全て吸い込んでいった

        リリス「このカードの効果で私の場全て綺麗さっぱり無くなるわ」
        未来「どうしてそんなことを…」
        リリス「でも送った数だけ大罪カウンターをのせる…それを5つ墓地に送り…」
        未来「??」
        リリス「私自身を召喚!!」

        門が開きその中からリリスが出現した…
        その姿は黒い装束を着ていて、その魔王特有のオーラが感じられるのであった

        リリス「魔王は召喚ターン攻撃できないわ。ターンエンドよ」

        リリス 場:色欲の魔王 リリス 手札3枚

        −熾烈な魔王との決闘はまだまだ続く−

        −第弐拾話に続く−

        〜後書き〜
        イルイ「…………………Zzz…………」
        イルイ「おわ!いつの間にやら後書きコーナーにッ!!どうも作者です!!」
        イルイ「いやぁ…初の3編物になりました…次回は未来とリリスの決闘の後半戦です」
        イルイ「では、また次回!!」
        イルイ「…忘れてた…オリカ集は次回まとめてやりますね〜♪」



    [19] 第拾八話−ひとときの休息(前編)

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      ・投稿者/ イルイ@影 -(2007/10/31(Wed) 22:04:37)

        第拾八話 ひとときの休息(前編)

        −学生にとっては楽しい夏休み−
        −ここアカデミアでも8月の末までは夏休みである−

        綾「ん〜。絶好の海水浴日和だねぇ〜♪」

        目の前に広がる海を見つめながら綾は言った

        邑子「ホント…晴れて良かったわね」
        奈緒「ゆっくりと羽を伸ばせそうですね…」
        未来「うぅぅ〜〜……」

        邑子と奈緒も綾の言うことには賛同していた
        が、未来だけは違った。
        ちなみに4人とも既に水着である。

        綾は赤色のビキニ
        邑子は青色のワンピース型で上着を羽織っている
        奈緒も邑子と同じようなワンピース型で麦わら帽子を被っている
        さて問題の未来は…オレンジ色のビキニで麦わら帽子を被り木陰で縮こまっていた

        さて…ここからは回想シーンとなる
        ちなみにこの状況から1日前の話である

        未来の自室にて夏休みの予定が組まれていた

        綾「う〜ん…とりあえずこのぐらいは遊ばなきゃ」
        未来「凄いです…」
        邑子「いつもの事よ…」
        奈緒「……………」

        綾が作った予定表に一同唖然である

        綾「海水浴と肝試しは絶対外せない…これは夏の定番だからね!!」
        未来「だからと言って…明日に海水浴をしなくても…」
        綾「いやいや…夏休みは遊ぶためにあるんだよ?」
        奈緒「私…そう聞いたこと無いのですが…」
        邑子「私もね。そう言ってるのは多分綾だけだと思うけど?」
        綾「そうかなぁ?」

        綾「で…後は…問題の課題かぁ…」

        綾のテンションが一気に暴落した

        未来「課題は…頑張れば7月中には終わりますね」
        奈緒「私も…それぐらいで出来ると思います」
        邑子「そ。課題はさっさと終わらせましょ」
        綾「……………それは最後で…………」
        邑子「ダメ…と言いたいけど…この際だから明日は海水浴を実行しましょうか」
        未来「賛成です!!」
        奈緒「私もです」
        綾「おぉ…やっと解ってくれた…じゃ、海水浴の話だけど…」

        綾は持参したバッグから水着を取り出した

        綾「じゃ〜ん。このビキニ似合うかな?」
        未来「似合ってますけど…何故そんなに大胆な水着を?」

        未来は顔を少し赤くしながら綾に問う

        綾「え?そんなの彼氏を作るに決まってるじゃん!!」
        未来「彼氏…ですか?」
        綾「こう言う大胆な水着を着るとね…自然と男が寄ってくるの。だから…ね?」
        邑子「もう…綾はアニメの見過ぎよ…そんな簡単に彼氏なんか出来るわけが…」
        綾「い〜や、試してみないと解らないよ?」
        奈緒「ホントに出来るのでしょうか…?」
        綾「で、こっちは置いておいて…皆はどんな水着なの?」

        綾の目が輝いている
        もうこれは止まらない…と確証した3人は水着を出し始める

        綾「ん〜?…皆…ワンピース型かぁ…」
        未来「これで十分なので…」
        邑子「私は別に男なんて要らないしね」
        奈緒「私も…普通の水着で十分です…」
        綾「う〜ん…でもミクはねぇ…」
        未来「な…なんですか…?」
        綾「ミクに…ワンピースは合わないな…ビキニにしない?」
        未来「え…?そ…そんなの…は…恥ずかしいです」
        綾「恥ずかしくないって!!良し、ミクの水着はビキニに決定!!」
        未来「そんなぁ〜…」

        と強引に未来の水着を決めて…翌日…
        つまり…冒頭部分である
        以上、回想シーン終了

        綾「おーい、ミク〜!!」

        綾が叫びながら未来の座っている木陰に走ってくる

        未来「え…?」
        綾「泳ぎに行こう!!」
        未来「ちょっ…ちょっと待って下さい〜!!」

        未来は綾に腕を掴まれ、そのまま海へと引っ張られていった
        そのまま2人は海に入っていった

        綾「うぉ〜ぅ…冷たいねぇ〜」
        未来「つ…冷たいですぅ〜」
        邑子「私たちも行きましょうか」
        奈緒「……はい」

        邑子と奈緒も綾と未来の後を追って海の中に入ってきた
        ちなみにこの浜は男女共有である
        なのでナンパしている奴も多くはない
        言うまでもないが未来の水着にその辺にいる男の目の的になっている

        未来「何か…変な視線を感じますぅ〜…」
        綾「お?ミクの方が早くも彼氏出来そうだねぇ?」

        綾はニヤニヤ笑いながら未来に言った

        −未来達が遊んでいる浜から離れた場所−
        −そこを伝って未来達の浜に歩いていた−

        リリス「ここがアカデミア島ねぇ…しっかし熱いわ…」

        リリスは手を団扇代わりにして仰ぎながら歩いていた

        リリス「さっさと天原って子探して帰りたいわ…」

        −この暑さにへばりつつあるリリスであった−

        −未来達に恐怖が接近しつつあった−

        −第拾九話に続く−

        〜後書き〜
        イルイ「………………………ぁ!どうも作者です!!」
        イルイ「何をしてたかって?いやいや、余計な詮索は無用で…」
        イルイ「次回も海水浴話が続きます…下手したら…もうちょっと続くかも…」
        イルイ「では、次回も宜しく〜♪」



    [18] 第拾七話−「鍵」の在処

    記事引用返信

      ・投稿者/ イルイ@影 -(2007/10/31(Wed) 22:03:27)

        第拾七話 「鍵」の在処

        −奈緒とルシフェルによる激しい決闘−
        −ルシフェルが途中で止めたのもあるが、奈緒はその行動が理解出来ていなかった−

        −小島の洞窟−
        −ルシフェルが帰ってきたのは決闘後から数日後のことである−

        ルシフェル「帰ったぞ…」
        ???2「キシシシシ!!{鍵}は見つかったか?」
        ???3「黙れ!!{嫉妬}の魔王リヴァイアよ!!」
        リヴァイア「キシシシシ!!」
        ???5「でもその顔から見て…何も収穫が無かったようには見えないわね」
        ルシフェル「あぁ…1つ目の{鍵}を見つけた。神園の子が持っていた」
        ???3「やはりな…予想はしていたが…」
        ???5「で、もう1つの鍵は…?」
        ルシフェル「俺は神園の子と決闘した後少し探してみた…が見つかるはずがなかった…」
        ???3「やはり…もう1つの{鍵}は…天原の子か…」
        ルシフェル「考えられるのは…それしか無いな…」
        ???6「ワシはどうだって良い。ただ儲かりさえすればな!!グハハハハ!!」
        ???3「金儲けも良いが…本来の目的を忘れるなよ…{強欲}の魔王 バルバロスよ」
        バルバロス「フン。貴様のような青二才なんぞに言われずとも解っておるわ」
        ???3「だと良いがな…」
        ???4「……………」
        ルシフェル「どうした…{暴食}…ベルゼブルよ…」
        ベルゼブル「……………次は俺が行く」

        その一言に一同は硬直した

        ルシフェル「待て…貴様はまだだ…」
        ???3「貴様だと…我等の目的を忘れかねん…」
        ベルゼブル「…だが、{鍵}はもう1つあるのだろう?」
        ???5「だけど…」
        ベルゼブル「いい加減にしろ…{憤怒}のアスタロートに{色欲}のリリスよ…」
        アスタロート「く…だが…我々の言うことは正論だ!!」
        リリス「そうよ…貴方は前にも…そう封印される前にも…」
        ルシフェル「リリス…それだけ言わないと我等は誓ったはずだ…調子に乗るのもよせ…」
        リリス「う…悪かった…御免…」
        ベルゼブル「兎に角…貴様等が何を言おうが…次は俺だ」
        バルバロス「おうおう、若いモンはええのう…これだけの事で熱くなれるとは…」
        アスタロート「ベルゼブル…貴様に行かせてやりたいのは山々だ…だがな…」
        ベルゼブル「チッ………今回は行かん。気が変わった」
        リリス「じゃ、私が行くわ…天原って子に合えば良いのでしょ?」
        アスタロート「{鍵}を確認したら直ぐさま戻ってこい、後の事について話す」
        リリス「了解〜♪」

        女性の影動き、洞窟から出て行った

        リリス「どんな子か楽しみね…フフ…」

        リリスがクスリと笑うのであった

        −一方、時は遡り−
        −未来の自室、未来は奈緒から事情を聞いていた−

        未来「帰ってくるの遅かったけど…何かあったんですか?」
        奈緒「………先程、ある人に出会いました…」
        未来「? 知り合いの方ですか?」
        奈緒「いえ…その人は{魔王}と名乗っていました…」
        未来「魔王?」
        奈緒「はい…確か…{傲慢の魔王 ルシフェル}と名乗ってました…」
        未来「………何か信じられないですね………」
        奈緒「私も始めは戸惑いました…しかし…あの威圧感は確かに魔王かもしれません…」
        未来「…でも…奈緒ちゃんが帰ってきたことは勝ったんですよね?」
        奈緒「いえ…私がこのカードを出した直後に帰っていきました…」

        奈緒はアークエンジェルのカードを未来に手渡す

        未来「これは…」
        奈緒「このカード…このデッキのほとんどは親から貰った物なんです…」
        未来「貰った?ご両親はどんなお仕事を?」
        奈緒「I2社に勤務してます…数年前にそれらのカードを貰ったんです…」
        未来「…奇遇ですね…私も両親からカードを貰ったんです」
        奈緒「…………」
        未来「何か関係があるのでしょうか…?」
        奈緒「そこまで私にも解りません…ですが…何かが関係している事は間違いありません…」
        未来「そうですかぁ…」
        奈緒「それにアークエンジェルを{鍵}とも呼んでいたので…不思議です…」
        未来「鍵ですかぁ…何かを開くために必要なんでしょうか…」
        奈緒「恐らくそうです…いえ…そうとしか考えられません…」
        未来「私たちの周りで…何が起こっているのでしょう…」

        −奈緒から情報を聞き出しても何も解らなかった−
        −{鍵}と呼ばれるアークエンジェル そしてもう1つの{鍵}の在処は…−

        −数週間後−
        −この数週間の間、「闇」の動きは見られなかった−
        −朝の教室での出来事である−

        綾「んー?ミクに奈緒〜どうしたの?暗い顔してさ?」
        未来「あ…いえ…何でもないです…」
        邑子「何か言いたいことがあったら私たちに相談して?少しぐらいならお役に立てると思うし…ね?」
        未来「有り難う御座います…」
        奈緒「…………」
        綾「それよりも…明日から夏休みかぁ…ワクワクしてくるなぁ〜♪」

        そう、綾の言うとおり季節は夏真っ盛りである
        月で表すと7月の中旬ぐらいだろうか……

        邑子「ホントに…でも綾?課題もやらなきゃダメよ?」
        綾「課題……………はミクと奈緒に…」
        邑子「ダメ。自分でやりなさい」
        綾「え〜」
        未来「そうかぁ…もう夏休みかぁ…」
        奈緒「…………」

        −期待をしながら待っていた夏休み−
        −だが、彼女達は知らなかった−
        −これから徐々に降りかかる恐怖の事を−

        −第拾八話に続く−

        〜後書き〜
        イルイ「どうも〜帰ってきた作者です〜♪」
        未来「あ、おかえりなさいです〜♪」
        イルイ「いやぁ…まぁ…色々と大変だった…」
        未来「そうなんですかぁ…」
        イルイ「で、もうすぐ未来達は夏休みだねぇ…」
        未来「はい。楽しみです」
        イルイ「そうかぁ…じゃ…あれ出来そうだな…」
        未来「何でしょうか?」
        イルイ「いや…私情だから…ね? 余計な詮索は無用で」
        未来「そうですか…」
        イルイ「次回からは夏休み編です。どんな話があるかは…まぁ…後々解るので…」
        イルイ「では、また次回!!」
        未来「次回も宜しくです〜♪」



    [17] 第拾六話−「鍵」を持つ者(後編)

    記事引用返信

      ・投稿者/ イルイ@影 -(2007/10/31(Wed) 22:02:52)

        第拾六話 「鍵」を持つ者(後編)

        −眼前に現れた「魔王」を名乗る者−
        −奈緒と「傲慢の魔王」ルシフェルとの決闘は続いていた−

        奈緒 場:音楽の天使 イスラフェル 竜巻の天使 ラシエル 伏せカード1枚 手札3枚 LP5100

        ルシフェル 場:ジャイアントウイルス×2 ゴブリンエリート部隊 手札5枚 LP8000

        奈緒「ドロー」
        奈緒「私はイスラフェルの効果を使用します」

        イスラフェルが徐々に2体に分裂し始める

        奈緒「このカードを生け贄に2体のトークンを召喚します」
        ルシフェル「フン…上級を狙っていることが見え見えだ…」
        奈緒「トークン1体とラシエルを生け贄に…{恐怖の天使 イロウエル(ATK?/DEF?)}を召喚します」
        ルシフェル「攻撃力が不明だと…?」
        奈緒「イロウエルは生け贄にしたモンスターの能力を足した数値になります

        イロウエル ATK2400 DEF2000

        ルシフェル「む…生け贄によって攻撃力が変わるモンスターか…」
        奈緒「イロウエルでジャイアントウイルスに攻撃します」

        黒い霧のような群体が集結しウイルスに攻撃し始める

        ルシフェル LP8000→6600

        ルシフェル「ぐぅ…だが貴様にも効果で500のダメージだ」

        奈緒 LP5100→4600

        奈緒「イロウエルには更に効果が存在します」
        ルシフェル「何…?」
        奈緒「イロウエルが戦闘ダメージを与えたとき、3つの効果から1つ発動できます」
        ルシフェル「3つだと…?」
        奈緒「ええ…1つは相手の手札をランダムに1枚捨てる。1つはデッキの一番上を捨てる。1つは800ポイントのダメージを与える効果です」
        ルシフェル「ぬぅぅ…」
        奈緒「私は1つ目の効果である、手札をランダムに捨てるを選択します」

        そう奈緒が言うとルシフェルの手札からカード1枚が黒ずみ消えていった

        ルシフェル「………捨てたカードは早すぎた埋葬だ………」
        奈緒「ターンエンドです」

        奈緒 場:イスラフェル分身 イロウエル 伏せカード1枚 手札3枚

        ルシフェル「ドロー」
        ルシフェル「ゴブリンエリート部隊を攻撃表示にする。そして分身に攻撃!!」

        ゴブリンが分身の前へと飛びそのまま切り刻んだ

        奈緒 LP4600→3200

        奈緒「く……」
        ルシフェル「我はモンスターとカードを1枚伏せてターンエンド。ゴブリンは再び守備表示だ」

        ルシフェル 場:ジャイアンウイルス エリート部隊 裏向きモンス 伏せカード1枚 手札3枚

        奈緒「ドロー」
        奈緒「イロウエルでジャイアントウイルスに攻撃します」
        ルシフェル「フン…させるか!!リバースオープン、グラヴィティ・バインド!!」

        イロウエルの攻撃が重力の網によって阻まれた

        ルシフェル「これでお互いにレベル4以上は攻撃出来ない…」
        奈緒「モンスターをセットしてターンエンドです」

        奈緒 場:イロウエル 裏向きモンス 伏せカード1枚 手札3枚

        ルシフェル「ドロー」
        ルシフェル「モンスターをセットし、ターンエンド」

        ルシフェル 場:エリート部隊 ジャイアントウイルス 裏向きモンス×2 グラヴィティ・バインド 手札3枚

        奈緒「ドロー…」
        奈緒「カードを1枚伏せてターンエンドです」

        奈緒 場:イロウエル 裏向きモンス 伏せカード2枚 手札3枚

        ルシフェル「ドロー………」
        ルシフェル「我は手札からフィールド魔法を発動する」
        奈緒「?」
        ルシフェル「{大罪の門}を発動!!」

        ルシフェルの後ろに巨大な門が出現した
        その門には七つの模様が描かれていた

        奈緒「…大罪の門?」
        ルシフェル「そうだ。我等魔王の封印されていた門だ…」
        奈緒「魔王が…封印…」
        ルシフェル「まぁ…私情は置いておこう…効果の説明をしておいてやろう」
        奈緒「…………」
        ルシフェル「まず発動時に我の場のカードを全て墓地に送る。」
        奈緒「場のカードが………」

        門が開き、その中にルシフェルのカードが吸い込まれて行った

        ルシフェル「そして墓地に送られた数だけ{大罪カウンター}をのせる」
        奈緒「それだけでは…無いですね」
        ルシフェル「無論だ…このカウンターを5つ取り除くことで…手札からとあるカードを召喚する」
        奈緒「まさか……」
        ルシフェル「我は我自身を召喚する!!」

        ルシフェルがそう言った瞬間、着ていた布が吹き飛びその姿が現れる
        その背中からは白と黒の羽が6枚ずつ生え、徐々に顔も見えてきた

        ルシフェル「………これが我の新の姿だ」
        奈緒「…………」
        ルシフェル「さて…決闘を続行しようか…ちなみに大罪の門より召喚されたモンスターはそのターン攻撃できない。ターンエンドだ」

        ルシフェル 場:傲慢の魔王 ルシフェル(ATK3500/DEF3000) 大罪の門 手札2枚

        奈緒「ドロー…!!」
        奈緒「私は伏せカードのリビングデッドの呼び声を発動します…」
        ルシフェル「ふむ…」
        奈緒「墓地からイスラフェルを特殊召喚し…効果を発動します」
        ルシフェル「成る程…壁を増やすのか?」
        奈緒「いえ…トークン2体を生け贄にして…霰の天使 バルディエルを召喚!!」
        ルシフェル「だが…我には勝てぬ…攻撃力が足らぬぞ…?」
        奈緒「カードを1枚伏せてターンエンドです」

        奈緒 場:イロウエル バルディエル 裏向きモンス 伏せカード2枚 リビングデッドの呼び声 手札1枚

        ルシフェル「ドロー」
        ルシフェル「さぁ…始めようか…バトルフェイズ、裏向きモンスターを攻撃!!」
        奈緒「!!!」

        ルシフェルが構えジャンプし、その鉄拳を何度も裏向きモンスターに叩き込む

        ルシフェル「{失楽の鉄槌(パラダイス・ロスト)}!!」
        奈緒「く…破壊されたのは未来の天使 テイアイエル(ATK1000/DEF800)です」
        ルシフェル「貴様に教えていなかったな…我の効果を…」
        奈緒「…え?」
        ルシフェル「我の攻撃は守備を貫通する!!」

        奈緒 LP3200→500

        奈緒「くぅ……ですが…テイアイエルの効果が発動します…」
        ルシフェル「ほう…まだあがくか…」
        奈緒「私はデッキからカードを1枚除外します。次の私のターンのスタンバイフェイズにそのカードを手札に加えます…」
        ルシフェル「何であろうと結果は見えている…ターンエンドだ」

        ルシフェル 場:ルシフェル 大罪の門 手札3枚

        奈緒「………ドロー!!」
        奈緒「テイアイエルの効果でカードを1枚手札に加え……伏せカードの{命削りの宝札}を発動します……」
        ルシフェル「ぬ…手札増強カードか…」

        一応説明しておこう。「命削りの宝札」とは漫画「遊☆戯☆王」でとあるキャラが使ったカードである。
        だが、この世界では既に存在するカードなので販売も勿論されている。
        詳しくは単行本の29巻を参照にしてくれると助かる

        奈緒「効果でライフを半分支払います」

        奈緒 LP500→250

        奈緒「そして…手札が5枚になるようドローします。そして次のターンに手札を全て墓地に送ります」
        ルシフェル「ぬぅ…」

        奈緒はデッキからカードを3枚手に取り手札に加える

        奈緒「…私は墓地のイスラフェル・テイアイエル・ガギエルを除外して…ゼルエルを特殊召喚します!!」
        ルシフェル「………それで終わりか?」
        奈緒「いえ……私は………」

        奈緒は手札のカード1枚を見つめ震えながらディスクにセットする

        奈緒「……私は……バルディエル・イロウエル・ゼルエルを生け贄に……」
        ルシフェル「な…生け贄だと…」
        奈緒「{大天使 アークエンジェル(ATK4000/DEF4000)}を召喚します!!」

        3体のモンスターが消え、奈緒の後ろに巨大な天使が姿を現した

        ルシフェル「(これが…鍵か…ようやく見つけた…)」
        奈緒「バトルフェイz…」
        ルシフェル「ちょっと待った。貴様に質問がある」
        奈緒「何でしょうか…?」
        ルシフェル「…貴様は何故戦う」
        奈緒「…私は…他人を巻き込みたくない…」
        ルシフェル「では、何故我に勝とうとする」
        奈緒「私の帰りを待ってくれている人がいるから…負けたら私を連れて行くのでしょう?」
        ルシフェル「ふむ…そうか…」

        ルシフェルが急にカードを取り外しデッキに戻し始めた

        奈緒「……何を?」
        ルシフェル「{鍵}は見つけた…今回は偵察だからな…帰る」

        ルシフェルはそう言うと身を翻し、歩いていった
        奈緒はその場に立ちつくし、迷っていた
        ルシフェルのあの言葉と問いが気になるようだ
        そして奈緒はまた寮へと歩き始めるのであった

        未来「あ、奈緒ちゃんおかえり〜」
        奈緒「…只今帰りました」

        −未来の言葉に奈緒も笑顔を取り戻し、奈緒は部屋に入るのであった−

        −第拾七話に続く−

        〜後書き〜
        未来「お読み頂き有り難う御座います〜♪」
        未来「今回も作者さんは不在のようですので…私が代わりを務めます」
        未来「それにしても…奈緒ちゃん何があったのだろう…う〜ん…」
        未来「考えすぎても何もなりませんね…では、また次回も宜しくです〜♪」

        オリカ集

        恐怖の天使 イロウエル
        闇属性 天使族 ☆7
        ATK? DEF?
        このカードは特殊召喚出来ない。
        自分フィールドに存在する「天使」と名の付くレベル4以下のモンスターを2体生け贄にすることで通常召喚出来る。
        このカードの攻撃力・守備力は生け贄にしたモンスターの元々の能力を合計した数値になる。
        このカードが相手に戦闘ダメージを与えたとき以下の効果から1つ選択して発動することが出来る。
        ●相手の手札をランダムに1枚選択して墓地に送る
        ●相手のデッキの一番上のカードを墓地に送る
        ●相手に800ポイントのダメージを与える

        →奈緒使用カード
        召喚したときに攻撃力が変わるが生け贄はレベル4以下で無ければいけない
        3つの効果もまさに恐怖?

        未来の天使 テイアイエル
        光属性 天使族 ☆4
        ATK1000 DEF800
        このカードが破壊され墓地に送られたとき、デッキからカードを1枚選択して裏向きで除外する。
        次の自分のターンのスタンバイフェイズに除外したカードを手札に加える。
        手札に加えたターンにそのカードを使用・セットすることは出来ない。

        →奈緒使用カード
        「封印の黄金櫃」よりも早く「タイムカプセル」のように見ることが出来ない
        ただし、使用出来るのは手札に加えた1ターン後になる。
        それでも制限並みの効果かな?

        大天使 アークエンジェル
        光属性 天使族 ☆12
        ATK4000 DEF4000

        →奈緒使用カード
        効果は全てにおいて不明
        恐らく奈緒のデッキの最強モンスターであるだろう
        このカードが{鍵}と呼ばれているが…真相はいかに?

        大罪の門 フィールド魔法
        このカードはカードの効果によって破壊されず、場から離れない。
        また、このカードはデッキから手札に加えることが出来ない。
        このカードを発動したとき、このカード以外の自分フィールドに存在するカードを全て墓地に送る。
        墓地に送ったカードの枚数分、このカードに「大罪カウンター」をのせる。
        このカードにのった「大罪カウンター」を5つ取り除くことで手札から「魔王」と名の付くカードを1枚特殊召喚できる。
        また、手札を1枚捨てることで「大罪カウンター」を1つのせる事が出来る。
        この効果は1ターンに1度だけ使用できる

        →ルシフェル使用カード
        このカードが基礎となり、「魔王」が姿を現す
        最初に一気に貯めておく方が良いだろう…

        傲慢の魔王 ルシフェル
        闇 悪魔族 ☆10
        ATK3500 DEF3000
        このカードは「大罪の門」の効果でのみ特殊召喚できる。
        また、召喚したターンに攻撃することは出来ない。
        このカードは相手の魔法・罠・モンスター効果を受けない。
        このカードが相手モンスターを攻撃したとき、そのモンスターの守備力をこのカードの攻撃力が超えていればその差の数値分相手にダメージを与える。

        →ルシフェル本人
        全てのカードが効かず、貫通効果付き。
        ただし召喚条件が厳しい。
        これが魔王の基本形?

        原作オリカ
        命削りの宝札 通常魔法
        発動時にライフを半分支払う
        その後、手札が5枚になるようにドローする。
        次のターンのエンドフェイズ時に手札を全て捨てる。

        →原作カードをちょとアレンジ
        それでも禁止級の強さかな?



    [16] 第拾伍話−「鍵」を持つ者(前編)

    記事引用返信

      ・投稿者/ イルイ@影 -(2007/10/31(Wed) 22:02:07)

        第拾伍話 「鍵」を持つ者(前編)

        −「闇」が蠢く洞窟−
        −今回の話はそこから始まる−

        ???1「偵察に行く…」
        ???3「待て。貴様のことだ…{鍵}に接触しようと考えているのだろう?」
        ???1「全く…貴様の勘は鋭い…」
        ???2「キシシシシ!!図星かよ!!」
        ???5「行くなら私も同行したいわ。{鍵}がどんな娘か見たいしね」

        大人の女性のような影がクスリと笑う

        ???1「お前は来なくても良い…邪魔だ」
        ???3「フン…貴様は一度言うと聞かないからな…」
        ???1「長い付き合いだ…そんなものは解ってるだろ?」
        ???3「接触しても良いが…{鍵}を滅ぼすようなことするなよ?」
        ???1「あぁ…肝に銘じておくさ…今回は偵察だしな…」
        ???4「…………………」

        そう言うと背の高い男が洞窟の外へと出て行った

        ???1「我等の目的達成のために…」

        −一方、アカデミア−
        −「闇」からの刺客が未来&奈緒の部屋に来たその翌日−
        −未来と奈緒の2人は教室に向かいながら話をしていた−

        未来「一体、あの方達は誰だったのでしょう?それに…運命とか…」
        奈緒「………私にも全く解りません………ただ……」
        未来「ただ?」
        奈緒「……いえ、何でも無いです…」
        未来「???」

        奈緒は黙りこくり、未来は頭を傾げていた
        すると−

        綾「ミク〜おっはよー!!」
        未来「あ、お早う御座います」
        邑子「天原さんに神園さん、お早う」
        奈緒「お早う御座います」

        と、いつも通りに4人の会話が始まった
        そして…毎度毎度のことだが…(以下省略


        −霧の立ちこめるある日−

        ???1「ここがアカデミアか…さっさと{鍵}の居場所を見つけなければな…」

        −その日は生憎の雨となった−
        −時期的に梅雨の中盤なので仕方がないと言えば仕方がないのだろう…−

        −その放課後−

        未来「奈緒ちゃん、帰りませんか?」
        奈緒「あ…私…日誌を持っていかなければいけませんので…先に帰って下さい」
        未来「そうなんですかぁ…じゃ、部屋で待ってますね」

        未来は奈緒に言い残し、教室から出て行くのであった
        その直後に奈緒は職員室へと行き、担任に日誌を渡し下駄箱に移動していた
        靴を履き替えた奈緒が外に出た頃には雨も止んでいた

        奈緒「……………」

        奈緒は黙りながら寮へと歩いていた

        ???1「待て」
        奈緒「………誰ですか?」
        ???1 「フン…貴様に教える必要は無い」
        奈緒「前に私たちの所に来た2人も名前は名乗ってくれましたが?」
        ???1「そうか…やはり貴様はあのときのか…」
        奈緒「と言うことは…あの方々の仲間の方ですね」
        ???1「そうだ。まぁ…そんなことはどうでも良い。名前だけ教えておいてやろう」
        ???1「我が名はルシフェル {傲慢}の魔王だ」

        奈緒はその一言に顔を青ざめるのであった
        それもそうだろう…目の前に居る男がいきなり「魔王」と名乗るのだから…

        ルシフェル「さぁ…{鍵}の運命を持ちし者よ…その力を見せてみろ!!」

        ルシフェルの腕には既にデュエルディスクが装着されていた
        だがアカデミアモデルとは違い、どす黒い色に塗りつぶされた奇妙な形のデュエルディスクであった

        奈緒「く………」
        ルシフェル「逃げられると思うなよ…」

        奈緒は鞄からデュエルディスクとデッキを取り出し、腕に装着する

        奈緒&ルシフェル「決闘!!」

        ルシフェル「我の先攻 ドロー」
        ルシフェル「我はモンスターをセット、カードを1枚伏せてターンエンド」

        ルシフェル 場:裏向きモンス 伏せカード1枚 手札4枚

        奈緒「ドロー」
        奈緒「私は手札から魚の天使 ガギエル(ATK1500/DEF1200)を召喚します」
        ルシフェル「フン…通す」
        奈緒「バトルフェイズです…ガギエルで裏向きモンスターに攻撃です!!」

        ガギエルが大きな体をくねらせ裏向きのモンスターに噛みついた

        ルシフェル「我のモンスターはジャイアントウイルスだ。効果発動」

        ジャイアントウイルスは粉々になったが…ルシフェルの場に2体のウイルスが出現していた

        ルシフェル「俺は効果で2体のジャイアントウイルスを特殊召喚。更に貴様に500ポイントのダメージだ」

        奈緒 LP8000→7500

        奈緒「カードを2枚伏せてターンエンドです」

        奈緒 場:ガギエル 伏せカード2枚 手札3枚

        ルシフェル「ドロー」
        ルシフェル「手札からゴブリンエリート部隊を召喚」

        白銀の鎧を身につけた勇ましいゴブリンが出現する

        ルシフェル「ゴブリンでガギエルを攻撃!!」
        奈緒「ガギエルの効果発動です。攻撃力が300ポイントアップします」
        ルシフェル「上がっても無駄だがな」

        エリート部隊の集中攻撃によってガギエルは爆散するのであった

        奈緒 LP7500→7100

        ルシフェル「更にジャイアントウイルスで直接攻撃」

        奈緒 LP7100→5100

        奈緒「く……」

        奈緒が苦悶の表情を表す

        ルシフェル「エリート部隊は効果で守備表示になる。ターンエンドだ」

        ルシフェル 場:ジャイアントウイルス×2 エリート部隊 伏せカード1枚 手札4枚

        奈緒「ドロー」
        奈緒「私はモンスターをセットしてターンエンドです」

        奈緒 場:裏向きモンス 伏せカード2枚 手札3枚

        ルシフェル「ドロー」
        ルシフェル「ジャイアントウイルスで伏せモンスターに攻撃する」
        奈緒「伏せモンスターは胎児の天使 サンダルフォンです」
        奈緒「効果発動時に伏せカードの{胎児覚醒}を発動します」
        ルシフェル「…ん?」
        奈緒「胎児覚醒はサンダルフォンの効果を変える事が出来るカードです」
        ルシフェル「ほう…」
        奈緒「私は2つ目の効果である、2体のモンスター召喚を使います」
        ルシフェル「成る程…デッキ圧縮に加えて上級への布石か…」
        奈緒「私は音楽の天使 イスラフェルと竜巻の天使 ラシエルを特殊召喚します」

        ラシエルが場に現れた瞬間、ルシフェルの伏せカードが吹き飛ばされた

        ルシフェル「何!!我の伏せカードが!!」
        奈緒「ラシエルの効果は特殊召喚時に場の魔法・罠カードを破壊するか手札に戻すかどちらかの効果が使用できます」
        ルシフェル「む…それで破壊されたか…」

        ルシフェル「ターンエンドだ」

        ルシフェル 場:ジャイアントウイルス×2 エリート部隊 手札5枚

        −一方−
        未来「奈緒ちゃん、遅いなぁ…」

        自室でまったりと時間を過ごしている未来であった

        −魔王との決闘はまだまだ続く−

        −第拾六話に続く−

        〜後書き〜
        未来「ここまでお読み頂き有り難う御座います〜♪」
        未来「えっと…今回は作者さんが不在のようなので…私が代わりに…」
        未来「あの…その…これからのことは上手く言えないのですが…」
        未来「次回も宜しくです♪」

        オリカ集

        魚の天使 ガギエル
        水属性 天使族 ☆4
        ATK1500 DEF1200
        このカードは魚族としても扱う
        このカードは水属性以外と戦闘を行うとき攻撃力が300ポイントアップする。

        →奈緒使用カード
        初期能力は低いが…水属性以外での戦闘ではかなりのアタッカーになれる
        水属性には注意

        竜巻の天使 ラシエル
        風属性 天使族 ☆4
        ATK1600 DEF1300
        このカードが墓地以外から特殊召喚されたとき以下の効果から1つ選択して発動することが出来る。
        ●お互いの魔法・罠ゾーンのカードを全て手札に戻す
        ●魔法・罠ゾーンに存在するカード1枚を破壊する

        →奈緒使用カード
        墓地以外からの特殊召喚で効果を発揮出来るカード
        サイクロンかハリケーンか使い分けられるので、かなり使いやすい
        またちょっとしたアタッカーになれる?

        胎児覚醒 通常罠
        自分の「胎児の天使 サンダルフォン」が墓地で効果が発動したとき発動できる。
        「胎児の天使 サンダルフォン」の効果を以下の効果に変更することが出来る。
        ●デッキからレベル6以下の「天使」と名の付くモンスターを守備表示で特殊召喚することが出来る。
        ●デッキからレベル4以下の「天使」と名の付くモンスターを2体まで攻撃表示で特殊召喚することが出来る。

        →奈緒使用カード
        1つ目の効果は上級召喚をお手軽に
        2つ目は容易に生け贄確保をすることが出来る
        ただし、発動のトリガーがサンダルフォンの効果発動時のみとちょっと厳しい



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フォーラム管理者:Admin Name
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