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スパムが増えているのでちょこっと追加します。
小麦等の穀物も国際市場で価格が決まっていきますね。
穀物価格は穀物メジャーと言われる数社のマネーゲームでほぼ決まっていくようで、高騰するとアフリカの餓死者が増えるという、悲劇なんて言葉で済ますにはあんまりな状況になっています。食糧不足はすなわち需要が大きいということであり、餓死者が出るような状況こそ、市場のゲーマーが儲けられる時なのです。
食料自体は60億だか70億だかの人間が餓えないだけの量が生産されていると言われています。ただそれが極端に偏っているのですね。飢えた大量の人々は、特定の主体によってではなく、国際市場の構造によって必然的に生み出される、いやそれどころか要請されているとすら言えるでしょう。
で、この穀物市場というものに誰も介入できない。つい先日も「食料調達のための資金援助を!」という現地から各国に向けて訴える声をニュース番組で聞きました。これまで援助された金額は必要額の半分なのだそうです。なら価格を半分にしろと訴えろよ、と思いますが、それは私が素人だからでしょう。
こういう飢餓生産構造に巻き込まれないためには、自国で食料をまかなうことです。強い国、豊かな国はきっちりそれをやっていますが、自給率の低い日本はそれでもなお「関税撤廃万歳、自由化万歳」と言っている人たちが多いのが心配です。
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