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俺の体は変化しはじめた。
体中が透き通るように色が抜けていくとともに、
やわらかいゼリーのような質感に変わる。
その後、融けるように形を失って崩れていき、
着ていた服(ジャージとパンツくらいだが・・・)と
その周りに液体のような俺の体だけとなった。
俺の視界は地面から見上げるような感じになる。
こうなってしまえば、窓に入っている鉄格子なんて
あってないようなもの。
壁を伝って窓まですりあがり格子を楽々すり抜け、
外の世界へ脱出する。
日の光が明るい。
さて、これからどうしようか。。。
まずは、義姉が帰ってくるまでに、できるだけ遠くに
逃げなければ。
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