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「くくく、うまく乗っ取りに成功したようだな。どれどれ…」
あゆみちゃんは外見とは裏腹なことを言うと、目をつぶった。
「なるほど、記憶も問題なく読めるな…そうか、この娘はいろいろ習ってるんだな。」
どうやら、バレエ・ピアノ・空手・料理・柔道・・など、多くの習い事に通っているみたいだ。
しかもこいつの親はちゃんと「アメ」も忘れてない。いわゆる自由時間を設けているのだ。
「強さの秘密はわかったな。しかし俺の親なんかムチばっかだったぞw」
なぜ自分の子供のころの記憶が出てきたかは不明だが、以下の状況だということが分かった。
・切り離された「モノ」は独立したみたいになり、「本体」の意思に関係なく動く。
・基本的には「本体」と大して変わらないが、分離した影響で、力は格段に堕ちている。
なんかこれってDB○Tのパクリじゃん!!
と思ったが、卵を産む・本体に忠実という点は少し違う。
だが、しょせんは「分離したもの」だから、本体からの干渉は受けるようだ。
…まあいいさ。次の体に移るエネルギーすらない状況だから、こいつの想い人?の鎌倉迷田を利用させてもらおう。
そうつぶやくと・・・
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