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俺がいるのにもかかわらず、当たり前のように服を脱いでいく絵里。
あまりにも堂々としていたため、俺は普通に見入ってしまっていた。
「な、な、なにをしてらっしゃいますの???」
俺がそう声をかけたのは、絵里が身に着けているものをすべて脱いだとき、
つまり、真っ裸になってからだった。
「ほら、あんたも脱ぎなさいよ。」
「はい??」
「さっき、あんなことがあったでしょ?もしかしたら明日また命を狙われてそのまま殺されちゃうかもしれないから、その前に、ね?」
そう言いながら絵里は、俺の服を脱がせにかかる。
(・・・つまりあれか、死ぬ前に一度は・・・ってやつ?
いやいやいや、その前にやることが色々あるだろ!?
絵里のやつ、完全にパニックになってるじゃないか・・・
・・・だが、考えようによっては、これはまたとないチャンスだな。
今まで幼馴染という間柄のせいで手を出しそびれていたからな・・・
ん!?もしかして、こうなるように冨美枝さんとトモが一芝居うってくれたのか!?
そうか!そうだよ!!
っていうかよく考えてみりゃ、白昼堂々包丁振り回すなんておかしいだろ。
なぁ〜んだ、そうだったのか。よし、そうと分かれば・・・!)
俺の考えがまとまった頃には、俺も全裸になっていた。
(さて、それじゃ遠慮なく・・・ん?何だあれは?)
それは・・・
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