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金髪巻き毛に釣り目でごてごてメイク、水商売風の服装。どぎつい香水の匂いを撒き散らしている。
「ちょ・・・あのいま取り込み中なんですけど・・・」
小太り女は冨美枝さんをネイルアートしたまるっこい指で指し、叫んだ。
「騙されないで!!それは私じゃないわッ!!」
「はあっ!?」
「私が冨美枝よっ!!この体・・・取り替えられたのよっ!!さあ、元に戻しなさいッ!!」
床に倒れている冨美枝さんのむらぐらを掴んで引き起こす小太り女。
「いたああい・・・やめて、私・・・トモだよぅ!」
半べそかいた冨美枝さんが・・・おいおい・・・
「くぅあはははああっ!トモはアタシだってば。」
ヤバイ、忘れてた。トモの包丁を間一髪かわす俺。
その妹の胸元に見たことのないペンダントが踊っている。かなりデカイ。
直感的にそのペンダントに何かがあると思った俺は・・・
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