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106/ 人間関係を良くする他人はどう思う
・投稿者/ タク
・投稿日/ 2009/01/07(Wed) 18:11:49
・URL/ http://members.jcom.home.ne.jp/taku-nakajo/index.htm

    人間関係が悪いことを悲しんでいたり、相手を悪く考えていたりするだけでは、嫌
    な気持ちになるだけで、どうにもなりません。相手との人間関係を改善したいのな
    ら、努力する気持ちを実践したほうがいいしょう。人間関係を良くする方法とは、
    自分が思う気持ち、すなわち相手に対する気持ちを変えることです。

    相手を悪いと決めつけるのはやめて、相手を良く考えてみようと思う心が大切だと
    思います。人間関係が良くない相手について、悪く考えてしまうことがあります
    が、それに気付き、悪く決めつけるのではいけない、きっと違う自分のためのもの
    と考えることで、相手を悪く思うのを停止できたらいいでしょう。

    相手を良く考えてみようと思えば、少しずつ自分の相手に対する考え方が変わって
    くるでしょう。自分にとっての相手との人間関係は、自分が相手をどう思っている
    かによるところが大きいと思います。もちろん、相手が自分のことをどう思ってい
    るかも大切ですが、自分が変えられるのは自分だけです。相手との人間関係を良く
    したいのなら、自分の相手に対する考え方を変える努力をしてみてはいかがでしょ
    うか。

    人間関係を良くするための考え方は、まずは自分からだと思います。人間関係を良
    くしたいのなら、まず自分から相手に働きかけることです。自分から相手に話しか
    ける、自分から何かに誘うのです。まず自分からと考えて、行動できるようになれ
    ば、人間関係が良くなる可能性が高くなるでしょう。人間関係を良くする方法の第
    一は、相手とよく話をすることだと思います。

    結構、会話をしてみれば分かり合えたりするもので、それだけ親しくなりやすいで
    しょう。会話の大事なのは、相手の話をよく聞くことで、それは相手を尊重するこ
    とであり、その姿勢は相手に伝わり、お互いの信頼感も高まるのではないでしょう
    か。そして、人間関係を良くする基本は、相手を幸せにしようとする心、相手を幸
    せにすることを一生懸命に考えて実行することです。これが、実践できるようにな
    れば、人間関係はさらに良くなると思います。

    さらに他人が自分をどう思っているのか気になるという人は多いのではないでしょ
    うか。他人の目が気になってしまい、相手に嫌われているのではないだろうかと考
    えてしまうのは、他人の思考を気にしていると言えるのではないでしょうか。誰で
    も人の思考を大小はあるにせよ気にしているはずだと思います。少し気になったと
    しても、意識過剰に悩み苦しまなければいいのではないでしょうか。

    少し気になったとしても、苦にしないようにと考えてみてはどうでしょうか。相手
    に悪く思われたくないという思いは、誰の心の中にもあるのだと思います。その
    為、相手に「もしかして嫌われているのでは?」と考えてしまい、悩み苦しんでし
    まうのです。そのような時は、人の心はわからない。憶測はできても、相手の気持
    ちではないかもしれません。相手が思ってもいないことで自分が嫌な気持ちになる
    のは馬鹿らしいのではないでしょうか。

    「もしかして嫌われているのでは?」と考え嫌な気持ちになる時には、わからない
    のだから憶測で嫌な気持ちになるのはやめよう、と考えることができるのではない
    でしょうか。逆に他人に良く思われたいという考えも、誰にでもあると思います。
    そのような思いがよい方向に働くことが多いのだとは思いますが、そのような思い
    が強過ぎるのは問題がありそうです。

    それは、見栄を張ることです。無理をしてしまい、無駄なことをしたり、嘘をつい
    てしまったりするかもしれません。そのような自分に嫌悪感を抱いてしまう人もい
    るでしょう。他人が自分をどう思っているのか気にしなくて済むようになるために
    は、「他人は他人、自分は自分」と思うことではないでしょうか。

    他人は他人でどう思おうが、自分は自分これでいいのです。そのように思えるよう
    になることは簡単には出来ないかもしれませんが、そう考える心掛けを続けていれ
    ば、少しずつでもそう思えるようになれるのではないでしょうか。他人の目とは、
    実は自分の心が勝手に創造した影のようなもので、影を気にして嫌な気持ちになっ
    ても苦しむだけです。自分が勝手に創造した影に嫌な思いをするのは馬鹿らしいの
    ではないでしょうか。

    他人の目とは、相手が自分のことをどう考えているかというよりも、自分が自分の
    ことをどう考えているかのほうが近いような感じがします。どちらにしても他人の
    目は、相手の考えではなく、自分が作りだした考えだと思うので、自分の心の中で
    対処できる問題だと思います。他人の目が気になってしまうのはある程度は仕方が
    ないと思います。気になったとしても、考えないように出来るようになれたら、と
    思うのです。



105/ 日本の海軍と特別手当
・投稿者/ タク
・投稿日/ 2009/01/06(Tue) 20:04:06
・URL/ http://members.jcom.home.ne.jp/taku-nakajo/index.htm


    日本の“海軍力”は、世界的に見てはるかに強力で世界第2位です。大砲やミサイ
    ルで戦闘を行なう「軍艦」のことを、海上自衛隊では「護衛艦」と呼ぶが、その数
    は現在54隻で、殆どが太平洋の荒波にも平気な数千トンの大型艦です。

    対空・対艦ミサイル、ヘリコプターを搭載することができ、船の年齢も極めて若い
    のです。政策的には24年で、戦艦年齢30年以上が当たり前の国際感覚からする
    と、新品揃いといえます。また自慢なのが「イージス艦」です。これは、敵機の猛
    攻撃から味方の艦隊を守ることに専念したハイテク艦で、強力なレーダー(フェー
    ズドアレイ・レーダー)で、1000コ以上の目標をとらえながら、何機もの敵戦
    闘機を同時にミサイル攻撃できるのです。

    海上自衛隊はこれを4隻も保有するが、本家のアメリカ海軍はともかく、イージス
    艦自体を持つ国は他に数カ国に過ぎず、しかも1,2隻です。この他、大型の潜水
    艦が16隻、P−3C対潜哨戒機を約100機も備えています。これは陸上の航空基
    地から発進し、敵潜水艦がいないか上空からパトロールする高価な飛行機だが、こ
    れほど買い集められる国は、アメリカ海軍以外、世界には見当たりません。

    イギリス、フランス、ロシアも強力な海軍力を持つことで昔から有名だが、その中
    身をよく見ると、確かに空母や原子力潜水艦など、海上自衛隊にはない強力な軍艦
    があります。しかし中核となるべき大型戦闘艦はいずれも30隻台にすぎず、イー
    ジス艦は皆無で加えて対潜哨戒機の数は一桁少ないのです。日本周辺の中国、韓
    国、台湾の海軍力も近年増強が著しいが、それでも海上自衛隊には足元にも及ばな
    いのです。

    自衛隊の特別手当の話ですが「危険と隣り合わせ」な重労働の任務は、不公平だと
    いうことから、自衛隊は給与とは別枠で、「特別手当」を設けている。「潜水作業
    手当て」スキューバや潜水艦救難潜水艇で作業する場合。潜る深さによって、区分
    されている。深度20メートルで310円、450メートルを超えると1万120
    0円です。

    「爆発物取扱等作業手当て」不発弾処理。サリンなど毒ガス関係も含まれる。1時
    間当たり110円で、1日5200円までと意外に安い。落下傘降下作業手当は、
    一回につき6650円。潜航手当は、潜水艦乗組員のための手当て。1日1750
    円。普通のフネと比べて窮屈だからとの説。

    南極手当は、南極観測隊への支援。4100円。死体処理手当は、遺体の収容作
    業。3200円。災害派遣等手当、これは大雪災害の除雪ではなく、基地に通じる
    道路の除雪で、しかも暴風雪警報が発令している場合のみ450円。またこれ以外
    で夕方5時〜早朝6時までの作業(徹夜)は300円。

    加速度作業手当は、航空医学実験隊が加速度実験をする時に、「モルモット」にな
    る人。2100円。国際緊急援助等手当、PKO活動は1日4000円。また外国
    にいる日本人を救援輸送する場合は7500円。船舶検査等手当は、海自の特殊部
    隊(特別警備隊員)の場合7700円で、それ以外は2000円です。



104/ 暴力団等の実態
・投稿者/ タク
・投稿日/ 2009/01/06(Tue) 20:00:38
・URL/ http://members.jcom.home.ne.jp/taku-nakajo/index.htm


    暴力団、総会屋、会社ゴロ等(会社ゴロ・新聞ゴロ)の反社会的勢力は、事故やトラ
    ブル等に因縁をつけたり、機関紙の購読、下請け参入、広告料、寄付金等の名目で
    不当な要求をするなど、社会情勢の変化に対応して、その活動が多様化、かつ巧妙
    化しています。

    暴力団とは「その団体の構成員が集団的に又は常習的に暴力的不法行為を行うこと
    を助長するおそれのある団体」のことをいい、その特質として次の点が挙げられま
    す。まずは犯罪助長集団で一般社会のいかなる団体と比較しても、その構成員に占
    める犯罪経歴保有者の割合が非常に高くなっています。

    さらに対立抗争常習集団は、自らの団体の力を誇示するため、敵対する団体に対し
    ては徹底的に攻撃を仕掛けていきます。また不当営利追求集団は、金のためなら手
    段を選ばず、脅迫や恐喝、覚せい剤の密売、賭博、ノミ行為、みかじめ料の徴収
    等、伝統的資金獲得活動と呼ばれる違法、不当な活動により、その資金を得ている
    ほか、近年暴力団は、その姿を巧みに変えて、その資金獲得活動を広範囲に行って
    います。

    ちなみに「みかじめ料」とは、営業を認める代わりに不当に要求する代償。みかじ
    めとは、九州地方で使われていた方言で「面倒見てやる」という意味です。暴力団
    の事務所は活動の拠点であり、その大小は、自らの力を他の団体等に見せつける形
    の現れともいえます。また、身勝手な事務所設置により市民生活に多大な不安を与
    えています。

    暴力団は、非行少年、暴走族、家出少年等をその支配下におき、違法行為に荷担さ
    せたり、組事務所の当番をさせるなどして、暴力団の予備軍を育成しています。親
    分・子分の上下関係は絶対的なものであり、親分の命令であれば善悪を問わず、法
    を無視してでもこれに従うのが義務とされています。

    このような実態を有する暴力団は、自由や民主主義に価値を見いだす健全な市民生
    活とは全く相容れない反社会的なものといえます。人間の自由や尊厳を暴力や恐怖
    で支配しようとすること自体、社会的に許されざる野蛮な行為といえます。

    暴力団員の特徴としては、次のようなことが言われています。常に不当な資金を得
    るための対象や材料いわゆる「ネタ」を探しています。目的達成のためなら手段を
    選ばず、何でもやる傾向があり、一般人に比べて犯罪性が高くなっています。力の
    信奉者であり、自分より強いものには弱く、弱いものには限りなく強い傾向があり
    ます。虚栄心や自己顕示欲が強く、ばかにされたり、なめられたりすると強く反発
    します。



103/ 日米共同と職人継承
・投稿者/ タク
・投稿日/ 2009/01/05(Mon) 17:48:52
・URL/ http://members.jcom.home.ne.jp/taku-nakajo/index.htm


    1990年代後半から日本国に配備が始まった航空自衛隊最新鋭の「F−2」戦闘
    機。自衛隊の呼び名は「支援戦闘機」で、地上の味方部隊を支援するという意味だ
    そうです。本来は「攻撃機」というのですが、専守防衛の日本では、「攻撃」とい
    う言葉を口にすることはできないのです。

    空戦、地上攻撃も自在だが、得技は軍艦へのミサイル攻撃です。敵艦が持つ対空ミ
    サイルの射程距離外から、対艦ミサイルを撃ち込み、軍艦の反撃から逃げる「ファ
    イア・アンド・フォーゲット」戦法であり、この能力を持つ飛行機は世界でもまだ
    数少ないのです。だが、仮想敵国のソ連艦隊の姿が現在はなく、巨大な軍艦で日本
    に攻め込む可能性のある外国は他には見当たらないのです。

    F−2は、日米共同開発となっているが、開発当初はすべて日本製で目指していまし
    た。戦前に世界の傑作機「ゼロ戦」を産んだ三菱重工業など、航空機業界で作成し
    ようとしていたのだが、この動きにストップをかけたのが、アメリカです。航空機
    産業で世界のトップリーダーなだけに、経済大国日本が技術的にも台頭してくるの
    に危機感を抱いたのです。

    日本はアメリカの最も大切なお客。独自開発したら、アメリカの戦闘機を購入しな
    くなると考えたらしい。やがてF−2開発は日本の政治問題となり、最終的にアメリ
    カ製F−16戦闘機のデザインを流用することと価格の4割相当をアメリカの部品で
    まかなうことで、日本側は涙を呑んだ、という経緯があるのです。

    さらに1990式戦車は三菱重工業が造っている。「三菱」といえば、いろいろと
    不祥事を起こして叩かれているが、あの「ゼロ戦」を世に送り出した、世界でも有
    名な「武器メーカー」です。日本の防衛協会のトップで、戦車のほか、戦闘機や軍
    艦など、陸海空自衛隊の主力武器を全て生み出しているのです。

    戦車は、何十万点にも上がるパーツの集合体だが、小さなネジまで三菱一社が全て
    製造している訳ではありません。車体や砲塔、足回りやエンジンなど、最終的な組
    み立てを受け持っているに過ぎません。パーツを製造する会社はおよそ1000社
    が1990式に携わっているのです。下請けのピラミッドの大きさは高く自動車メ
    ーカーと同じで、海外ではあまり例のない日本独特のプロジェクトなのです。

    1990式は合計約250台製造されているが、ひと月にたった一台しか造られて
    いない計算です。大規模な生産ラインはなく、数百人程度の技術者によって、丁寧
    につくり上げられている「戦車職人」による手作りなのです。もちろん工作機械も
    使用されているが、あくまでも「手作業」が基本。規模は違うが、プラモデルを丹
    念に組み立てるのと大差ないそうです。分厚い鉄板を切り、溶接して、ボルト閉め
    を行なう、といった様々な工程は職人らによって成し遂げられているのです。

    これには深いわけがあり、数百台程度の生産台数を一気に流れ作業で造ってしまう
    と、技術者たちの仕事が、このあと10年以上に渡ってなくなってしまいます。こ
    うなれば長年培われ、伝授されつづけてきた戦車製造の手作りの技術伝承が難しく
    なり、熟練した腕も鈍ってしまうということです。つまり次の新しい戦車開発に支
    障が出てしまう、と言う心配から編み出された、究極の「伝統芸能保存対策」なの
    です。

    職人といえば、夜空を彩る花火がありますが、日本の花火技術は世界一と言われて
    います。日本の花火は徳川幕府の時には既に楽しんでいたと言うのだから、随分古
    い歴史があります。日本全土が凶作に見舞われ、江戸に疫病が流行したとき、徳川
    幕府は悪霊を追い払い、病気を鎮めるために隅田川・水神祭で、両岸で花火を上げ
    たと伝えられています。その後、徳川幕府の火薬製造所の職人が隅田川で打ち上げ
    るようになり、江戸の庶民にも浸透していったといいます。

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102/ 20世紀の世界歴史の感想
・投稿者/ タク
・投稿日/ 2009/01/05(Mon) 17:47:21
・URL/ http://members.jcom.home.ne.jp/taku-nakajo/index.htm

    20世紀は西暦1901年、日本では明治34年です。日本は日清戦争に勝利を収めて世界
    列強の一員に加わったところでした。その前年の明治33年には「北清事変」と言わ
    れるものがあり、中国民衆の外国勢力排撃の運動で、義和団が天津に進出した時、
    日本はこれを鎮圧する為に行なわれた八ヶ国の共同出兵(指揮官はドイツの将軍)
    に最大の兵力を提供してその勝利に貢献したものです。

    日本が下関条約(日清講和条約)で遼東半島を獲得するとロシアはフランスとドイ
    ツを誘い「三国干渉」を行い、これを返還させ、その代償として満州に鉄道敷設権
    を得ました。またロシアは遼東半島南部の旅順、大連を租借しました。ロシアは義
    和団事件で満州に大軍を送ったが、事件後も撤兵せず、朝鮮に対する圧力を強化し
    ました。それに対し日本はイギリスと日英同盟を結び、日露戦争を行なって勝利を
    収め、ポーツマス条約によって遼東半島南部の租借、南満州鉄道、南樺太等を得た
    ことは周知の通りです。

    この中国と並んで、ヨーロッパ列強の勢力の的となったのがアフリカ大陸です。ボ
    ーア戦争は、大陸の南端で行なわれたが、戦ったのはイギリス人とオランダ人で
    す。オランダ人はこの地に殖民していてボーア人と呼ばれていたが、イギリス人が
    来住してその植民地となり、そこで奴隷解放の策を取るとそれに反対して奥地に移
    住し自分の国をつくっていたのです。この戦争に勝利したイギリスは既にこの大陸
    の北部のエジプトをフランスの勢力下から奪い、これを占領下においていたので、
    この大陸の南北を連ねる大植民地を形成する勢いとなったのです。

    ところが、民族の統一を成し遂げたドイツ帝国が勢力拡大に乗り出し、イギリス植
    民地の中間にドイツ領東アフリカと呼ばれる植民地をつくりそれを中断する形とな
    り、ここで両国の対立の新たな要因が生まれたのです。ドイツがアルジェリアの西
    隣のモロッコに進出を図って2回にわたる「モロッコ事件」を起きました。ドイツは
    敗退する形となり、モロッコは独立を失ってフランスの植民地となったのです。

    ヨーロッパ列強の対立が、20世紀の前半において2度にわたる世界大戦を起したの
    であるが、日本はその第1次世界大戦においては戦勝国に加わり、ヴェルサイユ条
    約においては米、英、仏と共に四大国の地位を占め、太平洋における旧ドイツ植民
    地、南洋諸島を統治領として獲得したのです。しかし第2次世界大戦においてはドイ
    ツ、イタリアと三国同盟を結びアメリカ、イギリスに宣戦し、敗戦国となりすべて
    の植民地を放棄し、新たに民主主義国として再出発することになるのです。

    第2次世界大戦後の世界は民主主義と社会主義、米ソの2代勢力対立の形勢をもたら
    したが、日本は民主主義陣営に属し、講和条約と共にアメリカと安全保障条約を結
    んで植民地状態となりました。ソ連はゴルバチョフ、ペレストロイカの名の下に内
    外の政策の全面的な改変が行なわれ、社会主義体制を離脱して自由化、民主化へ進
    みました。連邦は解体して共和国の連合体となり、それと共に東欧社会主義諸国も
    同盟を解体して体制を改め、東ドイツは西ドイツに吸収されて消滅しました。


    アジアにおいては第2次世界大戦における戦勝国であった中国において、戦後間もな
    く蒋介石の国民党政府と毛沢東に率いられる共産党勢力との国共内戦が終り、後者
    が勝利して国民党は台湾に追い落とされてしまいました。共産党の中華人民共和国
    は国際連合に加盟し、日本もこれを承認して国交を樹立しました。ソ連、中国の両
    共産国は一時地球の3分の1を占めて世界の大勢力となったかに見えたが、両国の間
    に「中ソ対立」が起ってソ連はアメリカに接近し、中国は「文化大革命」と称する
    混乱が起こり経済も文化もその発展が阻害される状態となりました。

    その後、中国の経済的困難は続き、国政も改善されないまま、学生、労働者が北京
    の天安門広場に集まり民主化を要求し「天安門事件」を起すというようなこともあ
    りました。そして「東西の対立」と言われたような対立関係は次第に沈静化し、発
    展途上地帯で見られる民族間の対立、紛争も大事に至ることなく収拾されているの
    が世界の現状です。「サミット」と呼ばれる先進国首脳会議が定期的に行なわれ、
    主として経済問題を扱うものであるが、それでも先進有力国の協力が世界の平和と
    諸問題の解決に貢献していることは疑いないでしょう。

    20世紀の始めにおいて世界は既に一体となり、その中に大小様々の多くの国家が存
    在しました。それらの国家のうち強力ないくつかのものが「列強」と呼ばれたが、
    その列強が世界の広大な地域に勢力を拡大し、そこに対立、抗争を行なって悲惨な
    戦争を繰り返したのです。しかしその間人類の科学技術の進歩は著しく、それが戦
    争の武器の上にも革命的な変化をもたらしました。核兵器が出現して、第2次世界大
    戦の末期、広島、長崎に投下され日本の敗戦を決定し、且つ日本は世界唯一の原爆
    の被爆国となったのです。

    この核兵器はやがてソ連も開発するところになり、将来の世界大戦が核戦争となり
    人類の絶滅をもたらすことは明らかになりました。そのような意味で核戦争は戦争
    を防止する抑止力としての働きをするものとなっているので、今日の平和は恐怖の
    均衡の上に成り立っています。だが、戦争が不可能になったということは国家間の
    利害の対立を戦争に依らずに調整する途を求めることになり、また対外戦争の誘因
    となる恐れのある国内の問題の早期解決を図ることにもなるのです。

    そのような行為は国内の社会問題への認識と対処の方法を高めることになりそこに
    革命によらない平和的な社会改革の途を拓けたのです。思えば20世紀は戦争の世紀
    であると共に革命の世紀でありました。2つの世界大戦の中、多くの革命があり、そ
    れが戦争以上の惨劇を人々に与えたのであるが、それに頼らなければ社会の進歩が
    もたらされないという状況も存在したのです。

    しかし技術の進歩が革命を不可能にし、またそれを不必要とする役割を演じたこと
    も争われない。20世紀は戦争と革命によって多くの犠牲を払ったが、それにも拘ら
    ず人間は生き延び、生活の安定と平和が可能となる時代が到来したことを我々は感
    謝しなければならないでしょうが、まだ、世界各地では紛争が続いており経済のバ
    ランスが崩れていることは確かな事実なのです。



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