新世代の生物兵器の開発に興味を持っているのはテロリストだけではありません。
中央情報局（ＣＩＡ）の調査によると、16カ国が細菌の生物兵器を研究して、備蓄
している疑いがあるという。16カ国とは、イラン、リビア、シリア、北朝鮮、台
湾、イスラエル、エジプト、ベトナム、ラオス、キューバ、ブルガリア、インド、
韓国、南アフリカ共和国、中国、ロシアです。
テロリストがならず者国家と手を組んで、自分たちの要求を世界に通すため新たな
生物兵器に目を向け、恐怖と混乱を蔓延させることは十分考えられる。連邦政府
は、アメリカ国民を守る取り組みの中で、バイオテロ対策を最優先事項にしていま
すが、不可能でないまでも非常に困難なものでしょう。あらゆる防衛手段を講じた
としても、テロリストがその安全網を破り、何百万という人を死にいたらしめるよ
うな病原体をまき散らすのを完全に防ぐことは難しい。
アラブ人ハイジャック犯はカッターナイフだけを武器に、世界最強の都市を少なく
とも数日間屈服させた。それと同じように、死を招く炭疽菌などの病原体を使うた
めの簡単な知識をもったバイオテロリストが、アメリカの安全と世界経済をさらに
弱らせることもできる。たとえばイスラム教武装勢力が、遺伝子操作して、どんな
薬も効かない新種の天然痘菌を世界のあちこちで同時にばらまいたら、私達の理解
を超える惨事になるでしょう。
そのような攻撃を受ければ、何百万人もの人が死に、経済的・社会的影響は、未来
にまでおよぶだろう。テロリズム（terrorism）とは、「一定の政治目的を実現する
ために，暗殺・暴行などの手段の行使を肯定する主義及びそれに基づく暴力の行
使」とあります。全くアメリカの行為そのものである（笑）日本は暴力の支配する
国際社会を見直し、恨みや憎しみを消し去り、他国の文化や常識・宗教を認め合
い、その結果自ずと訪れる平和的解決の先駆けとなるべきではなかろうか。
福田政権の行方よりもテロが日本国で発生する事のほうが重大である。政府のテロ
対策も、系統だったものではなく、各官庁関係部署がそれぞれで対策を講じている
だけらしい、危機管理の基本すら整っていない事は、大いに危惧するところであ
る。スペイン・マドリードでの列車爆破テロ事件が起き、多くの市民が死亡した。
アメリカ国土安全保障省はこのテロをアルカイダによるものと断定しましたが、何
で現地調査をしてないアメリカが断定できるのか不思議である。
スペイン次期首相はイラクからスペイン軍を撤退させるという公約で当選しまし
た。スペイン世論はイラクの復興よりも自国の安全を最優先に考えて欲しいという
事だ。テロを起こした犯人の目的がわからないし、アルカイダとイラクは仲が良い
わけではない。報道ではテロに負けて撤退したという意見がありましたが、自国を
守ってこそ国際協調があり、他国の復興にも手を貸せるというものです。
過去、テロの犯行声明の中に日本の名があった事を大きく報じられた。現在はアメ
リカ、イギリス、日本の順番でイスラム過激派の怒りを買っているようです。日本
は、島国で、殆どが日本民族ということもありアルカイダの攻撃は受けていないの
だが、スペインの一件でテロリストが自分の国を攻撃されれば軍がアラブから帰っ
てしまうと日本も狙われる可能性が大きくなる。
日本は拳銃や爆弾などの武器に関しては、他国よりも厳しく神経質な国であるか
ら、安全を保ってきたとも言えるが、近年、サリンや細菌兵器なども使用されるよ
うになった。日本はイラクで復興支援という行いをしているのだが、それはイラク
にとっては余計なお世話だし、アメリカに撤退して欲しいと願っているのだから、
アメリカの犬も同じように見られている。国内の安全に一層力を入れて欲しいと願
うばかりである。
テロは如何なる理由があっても許される行為ではない。悲劇が悲劇の連鎖を生み続
け、憎しみが波のように押し寄せてくる。死を理解できず、その死の理由さえも知
ることもなく、この世から消し去られてしまった幼子たちの切ないほどの父母を求
める叫びに我々は心静かに耳を傾けなければならない。冷静な判断、人間的な自
制、自己を愛するもいいが、他者を愛すことができる愛情、我々、大人が吸う空気
も、飲む水も、感じる環境も、ストレスも、無防備な子供たちも全く同じなのであ
る。
|