ひとつの話を永遠と話し続けていて話の合間にこちらが「それは何故?」と聞くと 同時に次の話が永遠と始まって一方的に話しだす。初めから会話をしようというの ではなく、自分の言いたいことだけを言って満足し完結する人です。
このような言葉のキャッチボールができない人は、自分が中心に世の中が回ってい る人です。はなから人が話す内容は面白くないと考えているので普段から人の話を 聞こうとしませんし、自分が自分勝手な人であると自覚もできてないのです。
これらは日常会話での場合ですが、ビジネス的なシチュエーションで一方的に話す 人というのは要注意。「一方的に話す」マシンガントークを会話術として身につけ ているケースです。まだ人の話が終わっていないのに途中で遮って発言したり、相 手が反論しようとした矢先に次の発言をする人は、交渉術には長けていますが、無 責任で中身がない人間である可能性が高いです。
また、商談や打ち合わせで、席に座る前から話しかける人。椅子に腰を下ろそうと する途中で声を発する人は、心に作戦を持っている人です。事前に今回の交渉ごと のシミュレーションを立て、会話のストーリーを作っていて、先手を取ろうとして いる心理の表れだと思います。
次に否定形で話す人とは「無理」「難しい」「面白くない」「ダメ」等々。企画会議や 他人のプレゼンに対して、このように否定形で話すことが多い人は、自己防衛本能 が強い人です。リスクばかりが先に頭に浮かんでしまい、安全な方へと進もうとす るので、思考のベクトルがいつも危険回避に向かっています。
このタイプには、危険を冒してでも大きなモノを手に入れる。そのためにチャレン ジしようという発想がまったくありません。保守的で慎重すぎるのがこのタイプな のです。さらにこのタイプに多いのが「しかし」や「でも」が口癖になってしまっ ている人です。こうなってくると、固定観念が強くて柔軟性が無いというだけでな く、ネガティブ思考でもあるのです。
このような否定形が口癖になっている人を説得するのには労力を要しますが、「で も」が多い人は受動的な性格なので、強く主張すれば相手の意見を変えることが可 能です。いっぽう「しかし」が多い人は、自分が話したい人で「俺に話をさせろ」 というタイプです。能動的な性格なので、最初から拒否を主張し、それを貫こうと します。「しかし」が口癖の人の場合は、基本的に何を話しても無駄であると考え てよいでしょう。(笑)
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