明けましておめでとうございます。同志やメンバーの皆様におかれましては、いろ いろな思いを胸に抱き、新年を迎えられた事と存じます。引き続き日本国民は日本 人としての資質を問われることと思いますのでお互いに助け合い輪を広げ向上して 行きましょう。さて、我々は明日がくるのは当たり前と考え、世界の情勢どころ か、自国のあり方まで考えずに過ごしてきたように思えます。核ミサイルの発射や テロ行為というものが、いつ何処で自分たちの生活が脅かされるか、まるで予測が つかない混乱と不安定な状態となりました。さらに国内では派遣社員の身分のまま いつクビを切られるのかと怯えており明日が期待できなくなってきています。
このような環境の中を生き抜くためには、自ら状況を把握し、進むべき方向を定 め、正しい判断を決断していかなければならないと思います。米国の言いなりにな り米国の傘の下で、従っていれば安全な生活が得られる時代ではなくなります。世 界が、日本に対して自分で考え、責任を持って役割を果たし、行動しないと孤立し てしまいます。日本は第二次世界大戦後、自分でものを考えられなくなったのでは ないでしょうか。世界の中での責任を自覚し、それを果たそうとする意志が欠如し ていた事か。現実を見ずに、言うことを聞いていれば、嫌な事が通り過ぎてくれ て、自分の命も財産も守られると勝手に思い込んでいなかっただろうか。もはや世 界はそれを許してはくれないでしょう。
戦争は最大の環境汚染でもあります。さらに危険なダイオキシンは、農薬、合成物 質、漂白剤、ビニールやプラスチック等、自然界に無い物を投棄し焼却した事によ って生成されたものであり、人類が便利さを求めて生産し、消費してきたものなの です。朽ちて塵となり土に帰る。そして新しい命は、土から生成する。そんな命の 循環を無視し、人類は大量の化学物質を開発製造し使用してきたのです。さらに科 学の進歩は、ここ100年ぐらいの間に、テレビ・自動車・飛行機、人類を宇宙へと飛 び立たせ、ゲノムの解明で、命のメカニズムまで明らかになりました。
地球をこれだけ破壊して人間は生きられるのでしょうか?年齢を重ねると時の過ぎ行 くスピードが若き日の頃と比べてかなり速く感じます。小学校での1年はとても長く 感じた、それは、学ぶことがたくさんあり1日が充実していたからであろうか?1 日、1週間、1ヶ月と忙しさの中あっという間に時が過ぎていき、年の瀬、新年を 迎えるのです。時間の感覚は人生の長さに相対して感じると言います。つまり80歳 の人にとっての1年は80分の1であるので短く感じられ、20歳の人にとっては20分の1 なので長く感じられると言うものです。私も最近急速に短く感じる年頃になり、時 の流れの速さに怖さを実感する、今日この頃です。
自分は今まで一体何をしてきたのであろうか?最近は体力も衰える時期となりまし た。恒久平和には、微力で何もできませんが同じ志を持つ助け合いの輪「change the world」に名前を連ねてくれた方々が1500人を越え集まってくれたことがせめて もの救いです。死が遠い近いにかかわらず、誰もがつねに、同じ重大さをもって、 同じ問いを投げかけられ、寿命から逆算して減っていく人生の残り時間を惜しみ怯 えるのではなく、また新たな一日をもらったと感謝の思いで臨みたいものです。
これからの未来の事を考えれば落胆することがあると思いますが、回避する方法を 考えて歩んでいこうと思います。皆様と一緒に地球上の全ての物と共存・共生して いける地球市民になれるよう頑張りましょう。我々は、今のような時代だからこ そ、未来の子供たちのためにも自らの可能性を最大限に生かし、これまでの歴史に 新たな視点を加えながら、時代を切り開いていかなければならないと思います。自 らを信じ、誇りをもって、新しい道を共に築いていきましょう。本年もどうぞよろ しくお願い致します。
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